インターネットオークションに関するトラブル
主な事例
- 商品を落札し、お金を振り込んだのに商品が届かないし、連絡も取れない。
- 商品を落札できなかったが、その後「落札者がキャンセルした」というメールが届いたので、商品購入のためお金を振り込んだが、商品が届かず、連絡も取れない。
トラブルにあってしまったら
オークショントラブルに巻き込まれた場合は、継続して相手方に連絡を取るとともに、以下のことを行ってください。
連絡が取れない場合の対処方法
相手方に連絡が取れない場合、
- 相手方住所に内容証明郵便を送付して、相手の存否について確かめる。
- メール、電話、郵便等相手との連絡(やりとり)はすべて記録しておき、時系列順に整理しておく。
- 振込用紙など支払いを疎明できるものは保管しておく。
オークション補償制度の確認
オークション運営会社によっては、オークション補償制度を実施しているところもあります。
補償制度の手続きについては、オークション運営会社に確認してください。
いわゆる次点詐欺について
オークションで落札できなかったのに、出品者を名乗る者から「落札者がキャンセルしたので買わないか」等とメールを送られ、お金を振り込んでも連絡がなく、 実際には、落札者はキャンセルしておらず、出品者を名乗る者は偽者だったと言う場合があります。
これは、いわゆる次点詐欺と呼ばれるものです。
オークション補償制度では、この種の正式なオークション手続以外の取引行為に関しては補償対象外としていることが多いです。
正式なオークション手続での取引を行うようにしてください。
詐欺的なトラブル以外のもの
インターネットオークションでは、いわゆる詐欺的なトラブル以外にも、
- 商品が思っていたものと異なった。
- 出品者が取引中に倒産・破産した。
- 個人が出品している場合、商品の発送が遅れた。
ネットオークションでは個人間で取引を行うことが多いため、それに伴うリスクを十分に理解して利用しましょう。
トラブルに巻き込まれないためにも
- 少しでも怪しいと思ったら、取引を止める勇気を持ちましょう。
- オークションのルールにはない取引ははっきりと断りましょう。
- オークションサイトにて事前に振込口座がトラブルを抱えている口座かどうか確認しましょう。
- 相手の固定電話などの連絡先に電話して、相手が存在することを確認しましょう。
- オークション運営会社の補償制度を事前に確認しましょう。
- 確実な取引を行いたいのであれば、エスクローサービス(商品・代金の受け渡しを第三者が確認するサービス)の利用を検討しましょう。