「本のあるまいにち」子どもの成長段階に応じた推奨図書 小学生編(電子版)

最終更新日 2023年2月2日ページID 051435

印刷

目次

小学生のみなさんへ

福井県(ふくいけん)では、小学生のみなさんに本に親しんでもらうために、図書館(としょかん)や学校、書店などで(はたら)くいろんな人に(えら)んでもらって、みんなにおすすめする本を()せた(さっし)をつくりました。この冊子(さっし)から、お気に入りの一(さつ)を見つけてくれたらうれしいです。

保護者のみなさまへ

小学生になると、子どもたちは文字を読むようになります。しかし、文字を覚えたばかりの子どもがたどたどしく読んでいても、絵本や本の物語の内容を楽しめるとは限りません。大人が読んであげれば、子どもは物語の世界を想像することに集中できます。子どもが望む間は、ぜひ絵本や本を読んであげてください。子どもが本を楽しむようになるには、読んであげることが一番です。

 

凡例

  • 小学生対象の推奨図書を、学年別(小学1・2年生~、小学3・4年生~、小学5・6年生~)に、紹介しています。
  • 学年はだいたいの目安(めやす)です。自分の学年でないところの本も楽しんでみてください。
  • 本は、それぞれの学年の中で、本の名まえのあいうえお(じゅん)にならんでいます。
  • 令和4年5月現在購入できる本を紹介しています。
  • 掲載している本の紹介文は、図書館や学校などでの子どもの読書活動に、自由にご活用いただけます。

 

小学1・2年生~

1『アンディとらいおん』

inaiinaiジェームズ・ドーハティ/文・絵 村岡花子/訳 福音館書店
【絵本】
アンディは、図書館(としょかん)からライオンの本を()りました。頭の中がライオンでいっぱいのアンディ。ある日学校に行く途中(とちゅう)本物(ほんもの)のライオンに出会い、足に()さったとげを()いてやります。まもなく町にサーカスがやってきて、ライオンの芸当(げいとう)のまっ最中(さいちゅう)、いちばん大きなライオンが客席(きゃくせき)にとび出しました。

2『イヌのいいぶん  ネコのいいわけ』

inunoiibunなかのひろみ/文 植木裕幸、福田豊文/写真 福音館書店
【知しき】
(わたし)たちに身近(みぢか)な犬や(ねこ)仲良(なかよ)くなるにはどうすればいいでしょう。犬は「ニンゲンハチットモワカッテイナイ」といいます。犬と(ねこ)特徴(とくちょう)性格(せいかく)や考え方、()い方をたくさんの写真(しゃしん)でていねいに説明(せつめい)。犬や(ねこ)を飼いたいと思っている人はもちろん、()っている人にも新たな発見(はっけん)があります。 

3『エルマーのぼうけん』

erumaルース・スタイルス・ガネット/さく ルース・クリスマン・ガネット/え 渡辺茂男/訳 福音館書店
【続編・シリーズあり】
ゆうかんな男の子エルマーは、どうぶつ(じま)にとらわれている子どものりゅうのことを聞き、(たす)けに行くことにします。リュックに、ガムやリボン、虫眼鏡(むしめがね)などをつめこんで、どうぶつ(じま)をめざします。(しま)()いて最初(さいしょ)に出会った7ひきのトラには、ガムで注意(ちゅうい)をそらし、ライオンにはリボンで・・・。シリーズ1冊目(さつめ)

4『がちょうのペチューニア』

がちょうのペチューニア

ロジャー・デュボワザン/作 松岡享子/訳 冨山房
【絵本】【続編・シリーズあり】
がちょうのペチューニアは、ある日1(さつ)の本を見つけます。「ほんをもち、これにしたしむものはかしこくなる」と聞いていたペチューニアは、それを(しん)じて、いつも本を()ち歩きます。これを見た動物(どうぶつ)たちは、ペチューニアが本当にかしこくなったと思い()み、つぎつぎと相談(そうだん)をもちこみますが・・・。シリーズ1冊目(さつめ)

5『きえた犬のえ(ぼくはめいたんてい)』

きえた犬のえ

マージョリー・ワインマン・シャーマット/ぶん マーク・シーモント/え 光吉夏弥、小宮由/やく 大日本図書
【続編・シリーズあり】
9(さい)の男の子ネートは、するどい推理(すいり)事件(じけん)解決(かいけつ)する名探偵(めいたんてい)。ある日、なかよしのアニーから、「絵がなくなっちゃったの」と電話がありました。さっそくネートは探偵(たんてい)らしいかっこうに()がえ、ママに()き手紙をして出かけていきます。名探偵(めいたんてい)ネートが活躍(かつやく)するシリーズ1冊目(さつめ)。 

6『このねこ、うちのねこ!』

ヴァージニア・カール/作・絵 こだまともこ/訳 徳間書店
【絵本】
家が7(けん)だけの小さな村に、1ぴきの白いねこがやってきました。ねこは7(けん)の家を自由(じゆう)に出入りし、それぞれ名前をつけてもらって、かわいがられていました。ところが国中にねずみが増えて、どの家もねこをかわなくてはならない法律(ほうりつ)ができて、この村にも役人(やくにん)調(しら)べにやって来ました。

 

7『ジェニーとキャットクラブ(黒ネコジェニーのおはなし)』

jeniエスター・アベリル/作・絵 松岡享子,張替惠子/共訳 福音館書店
【続編・シリーズあり】
黒ネコのジェニーは、赤いマフラーをしたはずかしがりやの子ネコです。ある夏の夜、勇気(ゆうき)を出してネコたちの(あつ)まり「キャット・クラブ」に出かけました。でもいろいろな特技(とくぎ)をもったネコたちを見て自信(じしん)をなくし、())げ帰ります。冬になって、みんなのスケートを見たジェニーは、自分もやってみたくなりました。シリーズ1冊目(さつめ)。 

8『たんぽぽ』

tanpopo平山和子/文・絵 福音館書店
【絵本】【知しき】
冬の間、地面(じめん)()を広げていたタンポポが、春になると新しい()をだし、花を()かせ、綿毛(わたげ)になって風に()って遠くで()づくまでを、ていねいに(えが)いた科学絵本です。中でも4ページ分を使って、実物(じつぶつ)と同じ大きさに(えが)かれたたんぽぽの()迫力(はくりょく)があります。 

9『時計つくりのジョニー』

エドワード・アーディゾーニ/作 あべきみこ/訳 こぐま社
【絵本】
ジョニーは手先(てさき)器用(きよう)で、ものを作ることが大好(だいす)きな男の子。「大時計のつくりかた」という本を読んで、本物(ほんもの)の大時計を作ろうと思いつきます。ところがお母さんもお父さんも先生も、そんなことできっこないと相手(あいて)にしてくれません。友だちにもからかわれますが、ジョニーはあきらめません。

 

10『トラのじゅうたんになりたかったトラ』

toranoジェラルド・ローズ/文・絵 ふしみみさを/訳 岩波書店
【絵本】
トラは、年をとってえものをとれなくなり、(ほね)(かわ)ばかりにやせこけてしまいました。宮殿(きゅうでん)で王さまとその家族(かぞく)が、楽しそうに食事(しょくじ)をしているのを見て、仲間(なかま)に入りたくてたまりません。ある日トラは、めしつかいが宮殿(きゅうでん)(にわ)に、トラの毛皮(けがわ)のじゅうたんを()しているのを見て、ひらめきました。

11『なぞなぞのすきな女の子』

松岡享子/さく 大社玲子/え 学研教育出版
なぞなぞの()きな女の子が、なぞなぞ(あそ)びをしてくれる相手(あいて)(さが)しに森に出かけます。出会ったのは、はらぺこのオオカミ。さっそく、女の子はなぞなぞを出しますが、オオカミはさっぱり答えられません。そんなオオカミに女の子は目をつぶって考えたらと教えてあげます。

 

12『なんでもふたつさん』

なんでもふたつさん

M.S.クラッチ/ぶん 光吉夏弥/やく クルト・ビーゼ/え 大日本図書
"なんでもふたつさん"は、なんでも2つずつ()っています。(ふく)は2まいずつ()て、食べるものも2人前でしたが、(おく)さんと子どもだけは1人ずつでした。むすこのピーターは、2つずつ()ちたがるパパのくせをやめさせたいと考えていました。ある時そのチャンスがやってきます。

13『パイパーさんのバス』

エリナー・クライマー/作 クルト・ヴィーゼ/絵 小宮由/訳 徳間書店
パイパーさんはバスの運転手(うんてんしゅ)。楽しい仕事(しごと)ですが、家に帰ると一人きりでした。ある日(まよ)い犬がアパートまでついてきて、そのうえ(ねこ)もひよこもやってきます。パイパーさんはにぎやかになって(よろこ)びますが、大家(おおや)さんに動物(どうぶつ)()い出すように言われます。そこで動物(どうぶつ)をもらってくれる家を(さが)して、みんなでバスに()って出かけます。

 

14『(せかいのこどもたちのはなし)はがぬけたらどうするの?』

はがぬけたらどうするの

セルビー・ビーラー/文 ブライアン・カラス/絵 こだまともこ/訳 フレーベル館
【絵本】【知しき】
乳歯(にゅうし)()けたとき、あなたはその()をどうしますか。おまじないをとなえながら屋根(やね)の上や、(えん)の下になげたり、ペンダントにしたり、犬に食べさせたり、妖精(ようせい)動物(どうぶつ)が出てきたり。世界各国(せかいかっこく)のいろいろな言い(つた)えを紹介(しょうかい)した絵本です。

15『番ねずみのヤカちゃん』

番ねずみのヤカちゃん

 リチャード・ウィルバー/さく 松岡享子/やく 大社玲子/え 福音館書店
ある家の(かべ)のすき間に、おかあさんねずみと4ひきの子ねずみが、人間に気づかれないように(しず)かにくらしていました。4番目の子ねずみは、何度(なんど)注意(ちゅうい)されても、とてつもない大声を出すので、やかましやのヤカちゃんと()ばれていました。ある(ばん)ヤカちゃんは、知らない男が(まど)から入ってくるのを見つけます。

16『パンのかけらとちいさなあくま(リトアニア民話)』

パンのかけらとちいさなあくま

内田莉莎子/再話 堀内誠一/画 福音館書店
【絵本】【むかし話】
小さな悪魔(あくま)は、(まず)しい木こりからパンのかけらを(ぬす)みます。すると大きな悪魔(あくま)たちにおこられ、おわびに木こりのために(はたら)くように言われます。そこで木こりが地主(じぬし)から()りた沼地(ぬまち)を、みごとな麦畑(むぎばたけ)()えますが、よくばりな地主(じぬし)は、収穫(しゅうかく)した(むぎ)横取(よこど)りしてしまいます。悪魔(あくま)活躍(かつやく)するリトアニアの昔話(むかしばなし)

17『プーのはちみつとり(はじめてのプーさん)』

プーのはちみつとり

A.A.ミルン/文 E.H.シェパード/絵 石井桃子/訳 岩波書店
【絵本】【続編・シリーズあり】
くまのプーは、ハチに気づかれないように、大きなカシの木のてっぺんの()から、ハチミツをとろうと考えます。ともだちに青いふうせんをもらい、それにつかまって空にあがっていきました。青い空の下にうかんだ小さな黒い雲になったつもりのプーでしたが・・・。シリーズ1冊目(さつめ)

18『ほうさんちゅう』

ほうさんちゅう

松岡篤/監修 かんちくたかこ/文 アリス館
【絵本】【知しき】
放散虫(ほうさんちゅう)は、目に見えないくらい小さなアメーバ(じょう)の体に、ガラスの(ほね)()つ生きものです。(いのち)()えると(ふか)い海の(そこ)()()もり、マリンスノーと()ばれ、やがて化石(かせき)になります。地球(ちきゅう)歴史(れきし)の中で、5(おく)年前から今も海で生き(つづ)けている放散虫(ほうさんちゅう)写真(しゃしん)絵本。

19『みかんのひみつ』

みかんのひみつ

岩間史朗/写真撮影 鈴木伸一/監修 ひさかたチャイルド
【絵本】【知しき】
冬になるとよく食べるみかん。その(かわ)をむいて、ひと(ふさ)ずつばらばらにすると、そのひと(ふさ)の中には、たくさんの小さな(つぶ)がつまっています。なんとその数は270(つぶ)以上(いじょう)。みかんのしくみ、()のなり方などの様子(ようす)写真(しゃしん)紹介(しょうかい)し、おいしいだけじゃないみかんのひみつを()かします。

20『みずとはなんじゃ?』

みずとはなんじゃ

かこさとし/作 鈴木まもる/絵 小峰書店
【絵本】【知しき】
()んだり、顔をあらったり、うがいをしたり、毎日(まいにち)(かなら)ず使う水。色も、においもなく、ゆげになったり、(こおり)になったりと形を()える水。動物(どうぶつ)にも植物(しょくぶつ)にも絶対(ぜったい)必要(ひつよう)な水。不思議(ふしぎ)な水の性質(せいしつ)を「にんじゃ」や「いしゃ」にたとえて、わかりやすく説明(せつめい)した科学絵本。

21『ものぐさトミー』

ものぐさトミー

ペーン・デュボア/文・絵 松岡享子/訳 岩波書店
【絵本】
トミー・ナマケンボは、電気で(うご)機械(きかい)じかけの家に住んでいます。おふろも、()みがきも、食事(しょくじ)もすべて機械(きかい)自動(じどう)でしてくれます。ところが(あらし)の日、停電(ていでん)になってすべての機械(きかい)が止まってしまいました。7日後に電気が通って、止まっていた機械(きかい)がいっせいに7日ぶんの仕事(しごと)をしたので、さあたいへん。

22『やまなしもぎ』

やまなしもぎ

 平野直/再話 太田大八/画 福音館書店
【絵本】【むかし話】
(むかし)あるところに、お母さんと三人の兄弟がいました。病気(びょうき)のお母さんがやまなしを食べたいというので、一番上の太郎(たろう)奥山(おくやま)に出かけます。ところが途中(とちゅう)で出会ったばあさまの言うことをを聞かずに、(ぬま)(ぬし)にのみこまれてしまいました。(つぎ)次郎(じろう)ものみこまれ、最後(さいご)三郎(さぶろう)が出かけていきます。日本の昔話絵本(むかしばなしえほん)

23『ロバのシルベスターとまほうの小石』

ロバのシルベスターとまほうの小石

ウィリアム・スタイグ/さく せたていじ/やく 評論社
【絵本】
ロバのシルベスターはある日、(ねが)いがかなう赤い小石を見つけます。大(よろこ)びで帰る途中(とちゅう)、シルベスターはライオンに出くわし、あわてて「ぼくは岩になりたい」と言って、本当に岩になってしまいました。お父さんとお母さんは、シルベスターを必死(ひっし)でさがしますが、みつかりません。

24『ワニのライルがやってきた』

ワニのライルがやってきた

バーナード・ウェーバー/さく 小杉佐恵子/やく 大日本図書
【絵本】
プリムさん一家が引っこしてきた家に、ワニのライルが()んでいました。最初(さいしょ)はおどろいたプリムさんたちでしたが、(げい)ができて、気立(きだ)てのいいライルをだんだん好きになりました。ところが前にこの家に()んでいた人が、ライルを引き取りに来てしまい…。ライルが活躍(かつやく)するシリーズ1冊目(さつめ)

 

小学3・4年生~

25『イギリスとアイルランドの昔話』

イギリスとアイルランドの昔話

石井桃子/訳 J.D.バトン/画 福音館書店
【むかし話】【たんぺんしゅう】
(だれ)でも知っている「三びきの子ぶた」や「ジャックとマメの木」などのほか、お(はか)(ひろ)った小さい(ほね)から声が聞こえてくる「ちいちゃい、ちいちゃい」、言うことを聞かない男の子が人食い(おに)につかまる「ミアッカどん」など、こわい話や(わら)い話など30の昔話が入っています。

26『石の卵』

石の卵

山田英春/文・写真 福音館書店
【知しき】
外から見るとただの丸い石ですが、2つにわってみると、中から(うつく)しい色やもようが(あらわ)れる「石の卵」。「ドラゴンエッグ」「サンダーエッグ」と名づけられたこの(うつく)しい石たちは、自然(しぜん)から生まれました。いったいどうやってできたのでしょうか。

27『今森光彦の昆虫教室』

今森光彦の昆虫教室

今森光彦/作 童心社
【知しき】
虫の野外でのくらしの様子(ようす)、虫のとり方、みつけ方、これまで著者(ちょしゃ)実践(じっせん)した()い方などを写真(しゃしん)紹介(しょうかい)しています。調(しら)べ方、標本(ひょうほん)の作り方の解説(かいせつ)も。巻末(かんまつ)にさくいんがあるので、図鑑(ずかん)としても使えます。「くらしとかいかた」と「とりかた・みつけかた」の2(さつ)セット。

28『宇宙』

宇宙

加古里子/文・絵 福音館書店
【絵本】【知しき】
人類(じんるい)は空を()ぶためにどんなことをしてきたのでしょう。宇宙(うちゅう)へはどうやってたどり()いたのでしょう。ノミのジャンプから(はじ)まって、動物(どうぶつ)(はや)さ、建物(たてもの)の高さなど見開(みひら)きいっぱいに(えが)かれた絵をたどっていくと、地球(ちきゅう)から宇宙旅行(うちゅうりょこう)に。()てしない宇宙(うちゅう)について知ることができます。 

29『羽毛恐竜』

羽毛恐竜

大島英太郎/作 真鍋真/監修 福音館書店
【絵本】【知しき】
絶滅(ぜつめつ)したと思われていた恐竜(きょうりゅう)は、今も鳥として生き()びていました。新しい化石(かせき)発見(はっけん)で、羽毛(うもう)()恐竜(きょうりゅう)がいたことが分かってきたのです。最新(さいしん)研究(けんきゅう)(もと)にして、恐竜(きょうりゅう)が鳥へと進化(しんか)していく過程(かてい)豊富(ほうふ)な絵とともに解説(かいせつ)しています。 

30『絵で見る ある町の歴史』

絵で見るある町の歴史

スティーブ・ヌーン/絵 アン・ミラード/文 松沢あさか/訳 さ・え・ら書房
【絵本】【知しき】
川のほとりの「ある町」の、石器時代(せっきじだい)から現代(げんだい)までの(うつ)()わりを、14の時代(じだい)にわけて(えが)いた大型(おおがた)絵本。ページをめくるたびに時代(じだい)(すす)み、同じ町の同じ場所(ばしょ)が大きく()わっていくのがよくわかります。細かく(えが)かれた絵からクイズの絵を(さが)す楽しみもあります。 

31『エパミナンダス(愛蔵版おはなしのろうそく)』

東京子ども図書館/編 大社玲子/絵 東京子ども図書館
【続編・シリーズあり】 【たんぺんしゅう】
 何をやってもへまばかりの男の子エパミナンダスのゆかいなお話「エパミナンダス」のほか、人食いの大男に知恵(ちえ)で立ち()かう「かしこいモリー」、不思議(ふしぎ)なおなべからおかゆがあふれだす「おいしいおかゆ」など10のお話となぞなぞが入っています。シリーズ1冊目(さつめ)。 

 

32『大きな森の小さな家』

大きな森の小さな家

ローラ・インガルス・ワイルダー/作 恩地三保子/訳 ガース・ウィリアムズ/画 福音館書店
【続編・シリーズあり】
100年以上(いじょう)前の北アメリカ、大きな森の小さな家に、5(さい)のローラは、父さんと母さん、姉さんと住んでいました。父さんのとってきたシカを(かわ)と肉に分け、肉をくんせいにしたり、牛乳(ぎゅうにゅう)からバターを作ったり。ローラたちの1年間の生活が語られます。シリーズ1冊目(さつめ)。 

33『大どろぼうホッツェンプロッツ』

大どろぼうホッツェンプロッツ

オトフリート・プロイスラー/著 中村浩三/訳 偕成社
【続編・シリーズあり】
かぎ(ばな)にもじゃもじゃの黒いひげ、右手にピストル、(こし)に7本の短刀(たんとう)をさした大どろぼうホッツェンプロッツ。カスパールのおばあさんがだいじにしているコーヒー()きを(ぬす)みます。カスパールは、なかよしのゼッペルと二人で大どろぼうをつかまえることに。知恵(ちえ)をしぼってわなをしかけます。シリーズ1冊目(さつめ)

34『がんばれヘンリーくん』

ベバリイ・クリアリー/作 松岡享子/訳 ルイス・ダーリング/絵 学研プラス
【続編・シリーズあり】
ヘンリーは小学3年生の、どこにでもいるふつうの男の子。ある日、町でやせこけた犬を(ひろ)い、こっそりバスに()せていっしょに帰ろうとします。ところがバスの中で犬が大(あば)れ。パトカーにのせられ家まで(おく)られます。ヘンリーは犬をアバラ―とよんでいっしょにくらすことに。ゆかいな毎日が(はじ)まります。シリーズ1冊目(さつめ)

 

35『くろて団は名探偵』

くろて団は名探偵

ハンス・ユルゲン・プレス/作 大社玲子/訳 岩波書店
名探偵(めいたんてい)くろて(だん)のメンバーは、子ども4人とリス1ぴき。学校が終わると集まって、事件(じけん)のなぞをときます。ある日、ちかくの空き家に(あや)しい男がひそんでいることに気がつき、くろて(だん)冒険(ぼうけん)が始まります。事件解決(じけんかいけつ)のヒントは、絵とクイズ。じっくり見て、くろて(だん)といっしょになぞを()いてみよう。 

36『雑草のくらし』

甲斐信枝/さく 福音館書店
【絵本】【知しき】
あるあき地でいろんな雑草(ざっそう)が、()を出し、花を()かせ、()(むす)び、()れていく様子(ようす)を、著者(ちょしゃ)実際(じっさい)に、5年間にわたって観察(かんさつ)をつづけ、ていねいに(えが)いた科学絵本。季節(きせつ)を追うごとに、光や養分(ようぶん)をうばいあいながら、雑草(ざっそう)世界(せかい)は大きく変わっていきます。 

 

37『しずくの首飾り』

しずくの首飾り

ジョーン・エイキン/作 猪熊葉子/訳 岩波書店
【たんぺんしゅう】
ある夫婦(ふうふ)(たす)けられた北風が、お(れい)に赤ちゃんの名づけ親になって、首にかけていれば雨にぬれない首飾(くびかざ)りをプレゼントする「しずくの首飾(くびかざ)り」。イースト入りのミルクをのんでクジラほどに大きくなった「パン()のネコ」など、8つのお話が楽しめます。 

38『シンドバッドの冒険』

シンドバッドの冒険

ルドミラ・ゼーマン/文・絵 脇明子/訳 岩波書店
【絵本】 【続編・シリーズあり】
船乗(ふなの)りのシンドバッドは、世界(せかい)の海を航海(こうかい)中に、山も(おか)もないなだらかな(しま)で一休みしました。すると、(しま)()れ出しブクブクと(しず)んでしまいます。(しま)と思っていたのはなんとクジラでした。クジラの(しま)、ダイヤモンドの谷で、シンドバッドがくり広げる冒険(ぼうけん)を、美しい迫力(はくりょく)のある絵で(えが)いています。シリーズ1冊目(さつめ)。 

39『世界あちこちゆかいな家めぐり』

世界あちこちゆかいな家めぐり

小松義夫/文・写真 西山晶/絵 福音館書店
【知しき】
世界(せかい)には、「みんなで()になってくらす家」「屋根(やね)に目がある家」「地面(じめん)の下にくらす家」などおもしろい家がたくさんあります。いろいろな国のいろいろな家や、その家でくらす人びとのようすが、写真(しゃしん)とイラストで紹介(しょうかい)されています。あなたはどの家に()んでみたいですか。 

40『世界恐竜発見地図』

世界恐竜発見地図

ヒサクニヒコ/絵・文 岩崎書店
【知しき】
恐竜(きょうりゅう)化石(かせき)発見(はっけん)された時代(じだい)場所(ばしょ)を、大陸(たいりく)ごとにわかりやすくイラストで紹介(しょうかい)した地図絵本。登場(とうじょう)する恐竜(きょうりゅう)全部(ぜんぶ)で1020頭。恐竜(きょうりゅう)特徴(とくちょう)発見者(はっけんしゃ)についての豆知識(まめちしき)などが細かく書きこまれています。巻末(かんまつ)にさくいんがあるので、恐竜(きょうりゅう)の名前から(さが)すことも。 

41『世界でいちばんやかましい音』

世界でいちばんやかましい音

ベンジャミン・エルキン/作 松岡享子/訳 太田大八/絵 こぐま社
世界(せかい)で一番やかましいガヤガヤという(みやこ)のギャオギャオ王子は、6(さい)誕生日(たんじょうび)プレゼントに世界(せかい)で一番やかましい音を聞きたいと、王さまにねだります。そこで世界中(せかいじゅう)の人が同時にありったけの声で(さけ)ぶことになりました。ところが自分だけ(さけ)ぶのをやめて、そのやかましい音を聞いてみようと考える人が出てきます。 

42『せかいのひとびと』

せかいのひとびと

ピーター・スピアー/えとぶん 松川真弓/やく 評論社
【絵本】【知しき】
この地球(ちきゅう)にくらす人は、体の大きさ、(はだ)の色、鼻の形、(かみ)の毛、性格、食べ(もの)()(もの)、家、(あそ)び、言葉(ことば)、文字などみんなさまざまです。世界(せかい)のいろいろな民族(みんぞく)風習(ふうしゅう)言語(げんご)文化(ぶんか)などを細かく描きこまれた絵でユーモラスに紹介(しょうかい)する大型(おおがた)の絵本。 

43『セロひきのゴーシュ』

セロひきのゴーシュ

宮沢賢治/作 茂田井武/画 福音館書店
ゴーシュは楽団(がくだん)でセロをひいていますが一番へたで、楽長(がくちょう)にしかられてばかり。音楽会が近づいても、ゴーシュだけが(ほか)楽器(がっき)と合いません。ゴーシュが毎晩(まいばん)(おそ)くまで練習(れんしゅう)をしていると、そこへ動物(どうぶつ)たちがやってきてセロをひくように(たの)みます。最初(さいしょ)(ばん)(ねこ)(つぎ)(ばん)はかっこうと、毎晩(まいばん)ひいてやっているうちに上手になって。 

44『ちいさいおうち』

ちいさいおうち

バージニア・リー・バートン/ぶんとえ いしいももこ/やく 岩波書店
【絵本】
(しず)かな田舎(いなか)にたてられた、きれいなちいさいおうちは、ひなぎくやリンゴの木や(はたけ)にかこまれて(しあわ)せでした。ところが長い時がすぎ、ちいさいおうちのまわりを自動車(じどうしゃ)やトラックが走り(はじ)め、工場が立ち、にぎやかな都会(とかい)になっていきます。みすぼらしくなったちいさいおうちを()(かえ)る人はだれもいません。 

45『月からきたトウヤーヤ』

月からきたトウヤーヤ

蕭甘牛/作 君島久子/訳 岩波書店
ある十五夜の(ばん)、わらじを()むのが上手なおばあさんのところに、月のおじいさんがわらじの注文(ちゅうもん)にやってきます。お(れい)のトウモロコシの(たね)から生まれたトウヤーヤは、やがて大きくなるとおばあさんの目を(なお)すために金の鳥を(さが)(たび)に出かけます。中国チワン(ぞく)のお話。 

46『長くつ下のピッピ(リンドグレーン・コレクション)』

長くつ下のピッピ

アストリッド・リンドグレーン/作 イングリッド・ヴァン・ニイマン/絵 菱木晃子/訳 岩波書店
【続編・シリーズあり】
ピッピは9(さい)。かたっぽは茶色、もうかたっぽは黒の長靴下(ながくつした)をはいた世界(せかい)一強い女の子。スウェーデンの小さい町のごたごた(そう)という古い家に、サルの二ルソン()と、馬といっしょに()んでいます。仲良(なかよ)しになったとなりの家のトミーとアニカきょうだいと、てんやわんやの楽しい日々をすごします。シリーズ1冊目(さつめ)。 

47『なまけものの王さまとかしこい王女のお話』

ミラ・ローベ/作 ズージ・ヴァイゲル/絵 佐々木田鶴子/訳 徳間書店
食べる(こと)と、()(こと)以外(いがい)は、自分では何もしないなまけものの王さま、ナニモセン五世。反対(はんたい)に、(むすめ)のピンピは、外で(あそ)ぶのが大好(だいす)きな元気いっぱいの王女さま。ある日、王さまが病気(びょうき)になりました。国中のお医者(いしゃ)さまでも(なお)せません。ピンピは、王さまを(たす)けるため、病気(びょうき)(なお)せる人をさがしに出かけます。 

 

48『妖怪一家九十九さん』

妖怪一家九十九さん

富安陽子/作 山村浩二/絵 理論社
【続編・シリーズあり】
(むかし)から妖怪(ようかい)たちが()んでいた化野原(ばけのはら)巨大団地(きょだいだんち)ができることになりました。(こま)った妖怪(ようかい)代表(だいひょう)役所(やくしょ)相談(そうだん)に行きますが、役所(やくしょ)から提案(ていあん)されたのは、妖怪同士(ようかいどうし)家族(かぞく)になって人間に()け、団地(だんち)でくらすこと。そして妖怪(ようかい)たちが平和(へいわ)に生活していくために一番大切な約束(やくそく)は、「ご近所(きんじょ)さんを食べないこと」でした。 

 

小学5・6年生~

49『赤ちゃんのはなし』

赤ちゃんのはなし

マリー・ホール・エッツ/ぶん・え 坪井郁美/やく 福音館書店
【絵本】【知しき】
赤ちゃんは、お母さんのおなかの中でどんなふうに(そだ)っていくのでしょうか。はじまりのはじまり「目に見えないほど小さな生命(せいめい)のもと」が少しづつ大きくなっていくところから、赤ちゃんが生まれてきて、(はじ)めてわらうまでを、分かりやすい文章(ぶんしょう)と絵で正確(せいかく)(えが)いています。 

50『あしながおじさん』

あしながおじさん

J.ウェブスター/作・画 坪井郁美/訳 福音館書店
孤児院(こじいん)(そだ)つジュディは、ある紳士(しんし)援助(えんじょ)で大学に通えることになります。その条件(じょうけん)は、月に一度、紳士(しんし)に手紙を書くこと。(かれ)の名前は秘密(ひみつ)で、返事(へんじ)ももらえません。ジュディは(かれ)を「あしながおじさん」と()び、大学生活の様子(ようす)()(おく)(つづ)けます。ユーモアあふれる手紙でできた物語(ものがたり)。 

51『絵で見る 日本の歴史』

絵で見る日本の歴史

西村繁男/作 福音館書店
【絵本】【知しき】
氷河時代(ひょうがじだい)(おわ)りは、日本はまだアジア大陸(たいりく)一部(いちぶ)でした。そのころから現代(げんだい)までの人々の歴史(れきし)を絵で(あらわ)しています。たくさんの人々の生活の様子(ようす)が、どの場面(ばめん)にも細かく書き()まれています。巻末(かんまつ)解説(かいせつ)では、それぞれの時代(じだい)についての(くわ)しい説明(せつめい)もあります。 

52『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』

絵ときゾウの時間とネズミの時間

本川達雄/文 あべ弘士/絵 福音館書店
【知しき】
体の大きさや寿命(じゅみょう)など、まったくちがうゾウとネズミですが、1回の呼吸(こきゅう)のあいだに心臓(しんぞう)がうつ回数は、どちらも4回です。さらに、一生のあいだに心臓(しんぞう)がうつ回数は、ゾウもネズミも同じ15(おく)回です。大きさの(ちが)い、寿命(じゅみょう)(ちが)いとは、どういうことなのでしょう。生き(もの)と時間の不思議(ふしぎ)を考える科学絵本です。 

53『エーミールと探偵たち』

エーミールと探偵たち

エーリヒ・ケストナー/作 池田香代子/訳 岩波書店
【続編・シリーズあり】
エーミールは汽車(きしゃ)の中で居眠(いねむ)りをして、お母さんから(あず)かった大事(だいじ)なお金を、(となり)(すわ)った男に(ぬす)まれます。男を()いかけていると、見知らぬ少年が声をかけてきて、協力(きょうりょく)してくれることに。すぐに仲間(なかま)たちを(あつ)め、みんなで犯人(はんにん)(つか)まえようと知恵(ちえ)を絞ります。続編(ぞくへん)あり。 

54『機関車・電車の歴史』

機関車・電車の歴史

山本忠敬/著 福音館書店
【知しき】
19世紀(せいき)のはじめに蒸気機関車(じょうききかんしゃ)発明(はつめい)されて以来(いらい)世界(せかい)中でさまざまなタイプの機関車(きかんしゃ)や電車が作られました。最初(さいしょ)機関車(きかんしゃ)から現代(げんだい)特急(とっきゅう)電車や新幹線(しんかんせん)まで、(やく)200年の世界(せかい)鉄道(てつどう)歴史(れきし)を、(うつく)しい絵とていねいな説明(せつめい)でたどります。 

55『ギルガメシュ王ものがたり』

ギルガメシュ王ものがたり

ルドミラ・ゼーマン/文・絵 松野正子/訳 岩波書店
【絵本】 【続編・シリーズあり】
(かみ)でも人間でもあるギルガメシュ王は、人間の姿をしていても、人間の心は知りませんでした。友だちもない孤独(こどく)な王は、自分の力を見せつける城壁(じょうへき)づくりのために、人々をこき使(つか)います。人々が太陽神(たいようしん)(たす)けを(もと)めると、(かみ)は、エンキドゥという人間を作って、王国へ(おく)り出しました。シリーズ1冊目(さつめ)。 

56『クローディアの秘密』

クローディアの秘密

E.L.カニグズバーグ/作 松永ふみ子/訳 岩波書店
クローディアは、日常(にちじょう)(いや)になって家出を計画します。弟をさそい、(えら)んだ行き先はニューヨークのメトロポリタン美術館(びじゅつかん)警備員(けいびいん)(かく)れて寝起(ねお)きしながら、二人はミケランジェロ作かもしれないとされる天使(てんし)(ぞう)興味(きょうみ)をひかれ、その(なぞ)()こうとします。最後(さいご)にクローディアがたどりついた答えは・・・。 

57『シャクルトンの大漂流』

シャクルトンの大漂流

ウィリアム・グリル/作 千葉茂樹/訳 岩波書店
【絵本】【知しき】
1914年シャクルトン隊長(たいちょう)と26人の隊員(たいいん)、69頭の犬たちは、(だれ)()()げたことのない南極大陸横断(なんきょくたいりくおうだん)(たび)(いど)みます。ところが(こおり)の海に行く手をふさがれて、船は沈没(ちんぼつ)一行(いっこう)は、南極(なんきょく)過酷(かこく)自然(しぜん)の中に()(のこ)されてしまいます。(けっ)してあきらめずに全員(ぜんいん)が生きのびて、帰国を()たした男たちの冒険物語(ぼうけんものがたり)。 

58『せいめいのれきし 改訂版

せいめいのれきし

バージニア・リー・バートン/文・絵 いしいももこ/訳 まなべまこと/監修 岩波書店
【絵本】【知しき】
宇宙(うちゅう)地球(ちきゅう)、生き(もの)のはじまりの時から、今、この時までの壮大(そうだい)歴史(れきし)を、劇場(げきじょう)での(げき)()ているように見ることができる絵本。(だい)1(まく)舞台(ぶたい)古生代(こせいだい)。5(おく)年前の海底(かいてい)から生命(せいめい)が生まれ、進化(しんか)していきます。「いますぎていく1(びょう)1(びょう)が、はてしない時のくさりの、あたらしい・わです」。2015年改訂(かいてい)。 

59『世界を救うパンの缶詰』

世界を救うパンの缶詰

菅聖子/文 やましたこうへい/絵 ほるぷ出版
【知しき】
「パン・アキモト」のパンの缶詰(かんづめ)は、災害(さいがい)のあった地域(ちいき)や、()えに(くる)しむ地域(ちいき)(とど)けられて、(よろこ)ばれています。世界(せかい)中で(やく)に立っているこのパンの缶詰(かんづめ)は、「(かん)パンのように長期保存(ちょうきほぞん)ができる、やわらかくて、おいしいパンはありませんか?」という被災地(ひさいち)の声がきっかけで作られました。 

60『ツバメ号とアマゾン号』上・下

ツバメ号とアマゾン号

アーサー・ランサム/作 神宮輝夫/訳 岩波書店
【続編・シリーズあり】
ジョン、スーザン、ティティ、ロジャの4人兄弟は、夏休みに、小さな帆船(はんせん)ツバメ(ごう)(みずうみ)無人島(むじんとう)出発(しゅっぱつ)。子どもたちだけでキャンプをします。航海士(こうかいし)探検家(たんけんか)のつもりでツバメ(ごう)を走らせていると、アマゾン(ごう)という船を(あやつ)り、海賊(かいぞく)だと名のる姉妹と出会います。シリーズ1冊目(さつめ)。 

61『トムは真夜中の庭で』

トムは真夜中の庭で

フィリパ・ピアス/作 高杉一郎/訳 岩波書店
トムは、弟のはしかがうつらないようにと、おじさんとおばさんの()むアパートに(あず)けられ、ひとりで夏休みを()ごすことになります。その家のホールには古い大時計がありました。ある夜、トムはベッドの中で大時計が十三時を()つのを聞きます。見に行くと、外には昼間はなかった大きな庭園(ていえん)が広がっていました。 

62『ドリトル先生アフリカゆき』

ドリトル先生アフリカゆき

ヒュー・ロフティング/作 井伏鱒二/訳 岩波書店 
【続編・シリーズあり】
イギリスに()むドリトル先生は、動物(どうぶつ)言葉(ことば)が話せるお医者(いしゃ)さん。アフリカのサルたちを、疫病(えきびょう)から救うために、オウムのポリネシア、サルのチーチーたちと一緒(いっしょ)航海(こうかい)にでます。ところが先生たちは、アフリカを目の前にして(あらし)にあい、()っていた船が(しず)んでしまいます。シリーズ1冊目(さつめ)。 

63『ニルスのふしぎな旅』上・下

ニルスのふしぎな旅
セルマ・ラーゲルレーヴ/作 菱木晃子/訳 ベッティール・リーベック/画 福音館書店
乱暴(らんぼう)な14(さい)の少年ニルスは、妖精(ようせい)トムテにいたずらをして、小人にされてしまいます。動物(どうぶつ)のことばがわかるようになったニルスは、ガチョウの()()って、ガンの()れとともにスウェーデンの空を北へ。さまざまな土地を(おとず)れ、各地(かくち)(つた)わる伝説(でんせつ)登場人物(とうじょうじんぶつ)動物(どうぶつ)たちに出会いながら(たび)を続ける長編物語(ちょうへんものがたり)。 

64『秘密の花園』

秘密の花園

F.H.バーネット/作 猪熊葉子/訳 堀内誠一/画 福音館書店
インドでわがままに(そだ)ったメリーは、コレラで両親(りょうしん)()くし、イギリスのおじさんにひきとられます。そこは田舎(いなか)の600年もたった古い大きなお屋敷(やしき)でした。(かぎ)のかけられた部屋(へや)が百もあり、十年の間、(かぎ)がかけられて(だれ)も入ったことのない(にわ)がありました。メリーは、ある夜子どもの()き声を聞きます。 

65『風船で宇宙を見たい!』

風船で宇宙を見たい

岩谷圭介/著 くもん出版
【知しき】
風船を使(つか)って宇宙(うちゅう)写真(しゃしん)をとるために、カメラの装置(そうち)を風船につないで()ばした人がいます。失敗(しっぱい)しても、風船の大きさや数を工夫(くふう)して新しい装置(そうち)を作り、何度(なんど)実験(じっけん)をくり(かえ)しました。「やってみること」が成功(せいこう)につながり、成功(せいこう)はさらに新しい挑戦(ちょうせん)へと(つづ)いていきます。 

66『冒険者たち』

冒険者たち

斎藤惇夫/作 薮内正幸/画 岩波書店
【続編・シリーズあり】
ドブネズミのガンバとボーボ、ちから自慢(じまん)のヨイショや何でも知っているガクシャたち15ひきの仲間(なかま)は、イタチとたたかう(しま)ネズミを(たす)けに、夢見(ゆめみ)(しま)にわたりました。(おそ)ろしいイタチのノロイ一族(いちぞく)からこうげきを()けて、ガンバたちは知恵(ちえ)と力のかぎりをつくして(たたか)います。続編(ぞくへん)は『ガンバとカワウソの冒険(ぼうけん)』。 

67『ぼくたち負け組クラブ』

ぼくたち負け組クラブ

アンドリュー・クレメンツ/著 田中奈津子/訳 講談社
本好(ほんず)きのアレックは読書クラブを結成(けっせい)します。わざと「()け組クラブ」と名づけ、(しず)かに本を読もうとします。ところが、クラブの仲間(なかま)はどんどん()え、クラブ名を()えようという(あん)まで出てきました。発表会(はっぴょうかい)の日、「()け組クラブ」という名前にこめられた本当の意味(いみ)が明かされます。 

68『ホビットの冒険』上・下

ホビットの冒険

J.R.R.トールキン/作 瀬田貞二/訳 岩波書店
ホビット(ぞく)の小人ビルボ・バギンズは、魔法使(まほうつか)いガンダルフと13人のドワーフ小人に(さそ)い出され、(りゅう)にうばわれた(たから)()(かえ)(たび)に出ます。ビルボは、たまたま手にいれた魔法(まほう)指輪(ゆびわ)の力で、仲間(なかま)とともに何度(なんど)もピンチを切り()け、おそろしい(りゅう)に立ち()かいます。『指輪物語(ゆびわものがたり)』へと(つづ)作品(さくひん)です。 

69『魔法使いのチョコレート・ケーキ』

魔法使いのチョコレート・ケーキ

マーガレット・マーヒー/作 シャーリー・ヒューズ/画 石井桃子/訳 福音館書店
【たんぺんしゅう】
魔法(まほう)のうではよくないが、料理(りょうり)のうでは素晴すば)らしい魔法使(まほうつか)いがいました。子どもたちをパーティーに招待(しょうたい)しようと、招待状(しょうたいじょう)をだしましたが、だれも来ません。それから何年も何年もたったある日…「魔法使(まほうつか)いのチョコレート・ケーキ」など、8つの短編(たんぺん)と2つの()が入ったお話(しゅう)

70『ミイラになったブタ』

ミイラになったブタ

スーザン・E.クインラン/著 ジェニファー・O.デューイ/絵 藤田千枝/訳 さ・え・ら書房
【知しき】 【たんぺんしゅう】
この本は自然界(しぜんかい)(なぞ)(あつ)めた物語(ものがたり)です。たくさんいたトナカイは、なぜあっという間に()んでしまったのか、(あざ)やかな(ちょう)は目立つのに、なぜ(ほか)の生き(もの)に食べられないのか、なぜブタがミイラになったのかなど、自然界(しぜんかい)でおこった不思議(ふしぎ)(なぞ)()き明かす14話。読んでいくと、それぞれの(なぞ)につながりが見えてきます。

71『名探偵カッレ城跡の謎(リンドグレーン・コレクション)』

名探偵カッレ城跡の謎

アストリッド・リンドグレーン/作 菱木晃子/訳 平澤朋子/絵 岩波書店
【続編・シリーズあり】
空想(くうそう)の中でホームズやポワロたちと()り合って、名探偵(めいたんてい)になりたいカッレ。大事件(だいじけん)()きないかと見張(みは)っていると、突然(とつぜん)町にやってきたエヴァロッタのおじさんの(あや)しげな行動(こうどう)が目に()まります。友人のアンデッシュ、エヴァロッタとともに、おじさんの秘密(ひみつ)(さぐ)っていくと、宝石(ほうせき)どろぼうに。シリーズ1冊目(さつめ)。 

 72『ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり)』

ライオンと魔女

C.S.ルイス/作 瀬田貞二/訳 岩波書店
【続編・シリーズあり】
4人の兄弟姉妹がイギリスの田舎(いなか)の大きな屋敷(やしき)(あず)けられました。4人は衣装(いしょう)ダンスの(おく)が、雪の()()もるナルニア国に通じているのを見つけます。そこは魔女(まじょ)支配(しはい)する冬の世界(せかい)でした。子ども(たち)偉大(いだい)なライオン「アスラン」のみちびきで、ナルニアをすくうため、その魔女(まじょ)(たたか)うことになります。シリーズ1冊目(さつめ)。 

 

小冊子「本のあるまいにち」

子どもの成長段階に応じた推奨図書(小学生対象)(別ウィンドウがひらきます)

 

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、syoubun@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。

お問い合わせ先

生涯学習・文化財課

電話番号:0776-20-0558 ファックス:0776-20-0672メール:syoubun@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)