令和3年度保育者のための絵本研修会を開催しました
県では、子どもの読書習慣形成に大きな影響がある幼児期に、子どもの身近に接する幼稚園教諭および保育士を対象に、絵本の選び方や読み聞かせなどについて学ぶ研修会を、福井県幼児教育支援センターと連携して開催しています。
令和3年度は、鯖丹・南越ブロック(越前市中央図書館:11月12日)、坂井・あわらブロック(金津本陣IKOSSA:11月18日)、福井・吉田ブロック(福井県立図書館:11月30日)の3つの会場で開催しました。
内容
タイトル「保育の中で絵本を生かす」
- 各園で備えておきたい絵本(子どもの年齢と絵本・保育を支える絵本)
- 読み聞かせの取組み
講師
坪川 祥子(つぼかわ さちこ)氏
いちのすけ文庫主宰(福井市つばき児童館内)
福井県子どもの読書活動推進会議委員
福井市図書館協議会委員
当日の様子
参加者の声
- 読み聞かせ中に走り回っている子がいつもいるのがとても気になっていたが、絵本の読み聞かせを見ている子どもたちの邪魔になっていなければ問題ないと聞いて考え方が変わった。聞き支える保育士の存在が大きいと学んだので、走り回っている子どもたちに、絵本に興味をもってもらえるような声かけ、誘い方を工夫していきたいと思います。坪川先生の『三びきのこぶた』の語りをお聞きして、絵はなかったのに、内容がすとんと入ってきて、読み方によって、こんなにも違うと感じました。好きな絵本を見つけて、子どもたちと共有していきたいと思います。(鯖丹・南越ブロック会場参加者)
- 絵本が子どもたちにとって大切なものであると改めて感じました。また、絵本を読む中での注意点や、絵本のえらび方なども改めて知ることができ、1つの昔話でもいろいろな種類があるなかで、選ぶ基準など、目がいかなかったところがあり、新しい発見だったと思います。いろんな質問にも答えていただき、年齢ごとにおすすめの絵本も知ることができたので、また、これからの保育にいかしていけたらと思います。(鯖丹・南越ブロック会場参加者)
- 自分の読み聞かせを振り返り、反省するところもあった。今回の読み方を参考に保育で実践していきたい。設定保育の中でじっくり向き合う時間があまりとれていないことに改めて気づいたので、10分でも時間をとっていきたい。園で絵本を購入する際に、ぜひ「絵本のある子育て」を参考にさせて頂きたいと思う。 (坂井・あわらブロック会場参加者)
- 「子どもと一緒に楽しみたい絵本」「読む大人も楽しめる絵本」「読み聞かせは楽しさを共有する場」という言葉が印象的で、最も大切なことなのだと学びました。絵本選びは奥深いなと簡単に選び読むだけではいけないなと実感し、反省しました。私は絵本が大好きなので、この研修で学んだことを改めてみつめ直し、大好きな絵本をたくさん増やし子どもと共有していきたいです。 (坂井・あわらブロック会場参加者)
- 今回の研修を受けて、絵本の大切さや奥深さを改めて感じることができました。個人的にやわらかい絵、かわいい絵が好きで、絵本を手にする時はそういう絵本を選んでしまいがちですが、“絵と話の柄がちぐはぐではないか”といったところまで見極めて選ぶようにしようと思いました。先生方から出たたくさんの質問を見て、悩んでいたり迷っていたり困っていることはみんな同じだということを知りました。絵本は毎日の保育の中で必ず一冊は読んでいます。子どもたちに読む前に読み込んでいても、読み聞かせを進めていく中で迷うことも多いので、その時の対処の仕方を教えて頂くことができて良かったです。これからも子どもたちと一緒にたくさんの絵本に触れ、楽しんでいきたいと思いました。 (福井・吉田ブロック会場参加者)
- 絵本に対する温かい思いがとても伝わってくるお話を聞くことが出来て良かった。読み聞かせは、“こうしなければならない”ということはなく、読み手と聞き手が絵本を楽しみ、受け入れることが大切だと感じました。(福井・吉田ブロック会場参加者)
アンケート
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