令和2年度 福井県・福井銀行連携企画「つなぐ図書バトン・つむぐ読書の輪」
★高校生が聞く!県内経営者へのおすすめ本インタビュー企画
福井県では、「第3次福井県子ども読書活動推進計画」に基づき、子どもが読書を好きになって自主的に本に親しむよう、さまざまな取組みを推進しています。
その一環として、福井銀行と連携し、高校生が県内経営者に、人生に影響を受けた本などについてインタビューし、福井銀行公式SNSで記事の発信を行う企画を実施しています。
第2回(令和3年3月2日インタビュー)
◇参加校
仁愛女子高等学校(1年生 3名)
◇インタビューの相手
ユニフォームネクスト株式会社代表取締役社長 横井康孝氏
◇おすすめの本
『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン/著 久山葉子/訳 新潮社
『ザッポス伝説』トニー・シェイ/著 本荘修二/監訳 ダイヤモンド社
『夢をかなえるゾウ』水野敬也/著 飛鳥新社
仁愛女子高校生インタビュー記事
今回、私たちはユニフォームネクスト社長の横井康孝さんにお話を伺いました。横井さんは、終始笑顔でお話ししてくださったので、私たちは、とても楽しい、ステキな時間を過ごすことができました。
社長として横井さんが大切にしていることは、お客様第一の精神です。そして、『ザッポス伝説』という本を、横井さん自身の会社経営のお手本にしているそうです。『ザッポス伝説』の中のエピソードで、(ザッポスは靴屋さんなのですが)そのザッポスにピザの注文の電話がかかってきました。その時、ザッポスの社員は、電話を切らずに、おすすめのピザ屋を教えます。「すごいなー」と思いました。「お客様をハッピーにしたい」と心から思ってないとできないことです。そして、臨機応変に対応することの大切さを知りました。横井さんは、「こういうザッポスの信念をお手本にしたい」とおっしゃっていました。また、ザッポスは、会社のもうけばかりを考えるのではなく、その前に「社員がどうしたら楽しく仕事ができるか」、「どうしたら幸せになれるか」を考えていて、それは、とても素敵なことだなと思いました。人生の目標としている本が、横井さんにはあるのだなと思うと、そういう本に出会うことの大切さも実感しました。
横井さんは、小さい頃から夢がありました。その夢は実現しませんでしたが、夢の実現のために、当時心に思っていたことが、今につながっていると感じているそうです。そこで、横井さんがそんな思いを込めて、今回紹介してくださったもう1冊の本が、『夢をかなえるゾウ』です。この本は、夢をかなえるためにゾウのガネーシャが大切なことを教えてくれます。今度ぜひ読んでみたいと思いました。
今回の対談を終えて、私たちが今やるべきことや、本当にやりたいことはなにかを、これからたくさん考え、実行し、たくさん失敗もしていろいろなことを学びたいと思いました。
今回の企画で横井さんと過ごした貴重な体験で、私たちは本との出会いが、自分の人生に大きな影響をもたらせてくれることを改めて実感しました。
そして、ユニフォームネクストのような、社長と社員、あるいは社員同士が家族のように関われる会社が福井にあることを知り、とてもうれしくなりました。
今回のインタビューは、高校生の私たちが将来について考えるいい機会となりました。ありがとうございました。
(福井銀行本店ビル2階にて)
第1回(令和2年12月5日インタビュー)
◇参加校
福井県立敦賀高等学校(2年生 4名)
◇インタビューの相手
福井銀行 取締役兼代表執行役常務 長谷川英一氏
◇おすすめの本
『7つの習慣』スティーブン・R.コヴィー/著 ジェームス・スキナー、川西茂/訳 キング・ベアー出版
敦賀高校生インタビュー記事
今回、福井銀行常務の長谷川さんとの対談を通して、僕たちの"本を読む"ということに対する考え方が変わりました。これまでは本を読む時間がない、どの本が面白いかが分からず選ぶのが大変など様々な理由で、活字の本をあまり読んできませんでした。しかし、長谷川さんは『自分が求めている本があれば目に飛び込んでくる』ということをおっしゃっており、本を選ぶということに対して、難しく考えなくて良いということがわかりました。また長谷川さんは『本を読むことは一つの手段であり、目的ではない』という言葉をおっしゃっていました。本を読むことは難しいことだと考えていた私は、この言葉から本を無理してまで読む必要はないということが伝わり、実際はもっと楽で自由なものだというふうに考え方が変わりました。これからは自分で書店に足を運び、本を見てみることにしたいと思います。そしてビビっとくるものがあれば、気軽に手に取って読んでみることを大切にしていきたいと思いました。
また、対談の中で僕たちは多くのことを学び、多くのことを教えて頂きました。その中でも特に次の二つのことが心に残りました。一つ目はPDCA(Plan、Do、Check、Action)サイクルを回すことの大切さです。P=プランを練ることが大事であり、その前にG=ゴールを持つことが重要であるとおっしゃっていました。また、プランを練る上で大切なことは『見えてくるまで考える』ことだとおっしゃっており、ただ計画だけ立てたり、目的を決めたりするだけでは不十分で、本当にしっかり準備をすることの重要性がとてもわかりました。二つ目は富士山理論についてです。これは日本で1番高い山は富士山だと誰でもわかるけれど、2番目となると答えられなくなるように、1番と2番には天と地ほどの差があるという話でです。何かの分野を突き詰めていくこと、最後までやり遂げることの大切さを改めて教えていただきました。
僕たちの人生はまだまだこれからですが、今回の対談で教えていただいたことを生活の中で十分に活かしていきたいと思いました。また、長谷川さんが日々大事にしている"感謝"を僕たちも忘れずに心に留め、どんなことにも挑戦し、何かの分野を全力で突き詰めていきたいと考えました。
(福井銀行本店ビル2階にて)
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