真っ赤なミディトマト「越のルビー」を収穫!!
嶺南振興局農業経営支援部では地産地消や食育を進めるため、昨年度から小浜市内の公立保育園等を対象に、地場産農産物への理解を深めるため、農作業体験等を実施しています。
本年度は、農林水産業への理解促進を図るとともに、子どもたちに食と農の体験を通して生命・食べ物の大切さを学ぶ機会を提供しました。福井県の特産ミディトマト「越のルビー」を栽培している、若狭町中野木のエコ園芸ハウスで、6月15~29日に小浜市内の公立保育園11園(延べ441名)を対象に収穫体験を実施しました。また、6月29日は、若狭町立野木小学校の1~3年生32名を対象にミディトマトの施設見学と収穫体験を行いました。
保育園児対象の収穫体験では、まず農業経営支援部職員(川﨑企画主査)から農家が1年間かけて頑張って栽培した「越のルビー」を収穫する方法について説明がありました。園児たちは「赤く色づいた、おいしそうな実を採ること」、「トマトの軸を持って、両手で収穫し、優しく収穫かごに入れること」等の注意点を真剣に聞いていました。その後、収穫体験を行いました。ハウス内はミディトマトの匂いが充満する中、園児達はもぎたてトマトの手触りにはしゃぎながら、手に果汁をいっぱい付けて楽しんでいました。中にはトマト嫌いの園児が「自分で収穫したミディトマトはおいしい」と言いながらたくさんのトマトを食べる等、保育園の先生方、保護者の皆さんも大変、驚いていました。食べきれなかったミディトマトは各家庭で親子団らんの中、今日の体験を親子で話しあったり、地場産農産物や農業への理解を深めて戴くことを期待して、園児たちにすべて持ち帰ってもらいました。
小学校低学年対象の収穫体験は、農業経営支援部職員が環境にやさしい「ヒートポンプ」システムについて説明しました。1年間通してミディトマト「越のルビー」を栽培するため、水耕栽培で実証していることや、ミディトマト1株が10m以上伸びることについて説明がありました。児童は初めて見聞きする内容に非常に驚いたり関心を持った様子で聞いていました。また、栽培ベッド内の根部を観察したり、水の中にたくさんの白い根が生えていることに歓声をあげて見入っていました。その後、もぎたてのミディトマトを試食しながら、糖度計を使って「越のルビー」が他のトマトより甘いことを確認しました。
(職員による施設・ミディトマトの説明)
今回、保育園児と小学生(低学年)の児童に農作業を体験してもらい、地元で生産される農産物に理解を深めてもらうと共に、最先端の施設園芸を自分の目で見て、実際に手で触れて学んでもらいました。収穫体験中のキラキラと輝く幼い子らの眼差しを見ていると、各家庭での団欒を通して福井県の農業のPRしてくれることはもちろんのこと、将来、農業担い手として活躍してくれるのではないかと、期待せずにはいられません。今後もこのような活動を継続したいと考えています。
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