疎水百選のページ
疎水とは
一般に疎水とは、灌漑や舟運のために、新たに土地を切り開いて水路を設け、通水させることをいい、農業においては大量の水を水田へ送るため、川から水路を引き、水を分け合うことをいいます。
先人たちは、農地に水を得るため何十㎞と離れた川に堰を築き、村まで水路を引いてきました。二千年にわたって営々と築かれてきた農業水路の総延長は約40万㎞で、実に地球10周分に相当する距離になります。
このようにして、農業用水路群は細かい網の目のように日本の国土に張り巡らされています。
私たちは、これら農業用の水路づくりや水路網のことを「疏水」と呼んでいます。
疎水が持つ様々な機能
疏水は、古くから集落の共同作業などによって維持管理され、食糧生産のみならず、国土や環境、生態系の保全などにおいて、様々な役割を果たしてきました。
疎水百選に選定された「ふくいの疎水」
福井県内には、地域の皆さんによって大切に守られてきた、歴史ある「疏水」が網の目のように張り巡らされており、いまも脈々と私たちのまわりを流れています。
これら県内の「疏水」のうち、その歴史の深さと共に、用水を活用した地域活動の活発な取り組みが高く評価された「九頭竜川下流」(光明寺用水・芝原用水・新江用水・十郷用水の福井市周辺と坂井地域へと流れる用水群)と「足羽川用水」(福井市南東部一円)の2地区が「疏水百選」に選定されました。
○九頭竜川下流
芝原用水(PDF:143KB)、光明寺用水(PDF:98KB)、十郷用水(PDF:130KB)、
新江用水(PDF:149KB)
○足羽川用水(PDF:176KB)
その他「ふくいの疎水」
高椋用水(PDF:134KB)、河合春近用水(PDF:139KB) 、磯部用水(PDF:112KB) 、
御陵用水(PDF:130KB) 、本田・藤島十六ヶ用水(PDF:129KB) 、
勝山大用水(PDF:139KB) 、七ヶ用水(PDF:153KB) 、西川用水(PDF:99KB) 、
七郷用水(PDF:89KB) 、松ヶ鼻用水(PDF:130KB) 、上嶋用水(PDF:95KB) 、
統合用水(PDF:99KB) 、疋田舟川用水(PDF:164KB) 、前川(仮屋用水)(PDF:128KB)
疎水のリンク
農業用水について(農林水産省HP)
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