九頭竜川浄化センターの整備状況

最終更新日 2022年7月26日ページID 006618

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九頭竜川浄化センターの整備状況


浄化センター場内平面図

※整備済みの施設を着色しています。

処理場の処理能力(日最大) 76,200m3/日(8系列)
幹線管渠延長 73.9km
供用ポンプ場 6箇所

九頭竜川浄化センター内の施設紹介 

管理施設

管理棟写真

【1.管理本館】
処理場を維持管理するための施設です。
中央監視室や電気室があります。

水処理施設

分配槽写真

【2.分配槽・分水槽】
水処理施設へ一定量の下水を分配します。

水処理棟写真

【3,4,5.水処理棟】
汚れた水をきれいにします。
最初沈殿池⇒反応タンク⇒最終沈殿池

最初沈殿池写真

【3.最初沈殿池】
汚水を2時間かけてゆっくり流し、小さなゴミや汚泥を沈めます。この生汚泥は【8.重力濃縮タンク】 に送られます。

反応タンク写真

【4.反応タンク】
汚水に”活性汚泥”(好気性微生物を多量に含む泥)を加え、空気を送り込んでかき混ぜます。
微生物が汚水中の有機分を栄養として繁殖し、沈殿しやすい海綿状の塊となります。

最終沈殿池写真

【5.最終沈殿池】
沈殿しやすくなった活性汚泥を含む水をゆっくり流します。活性汚泥は底に沈み、上澄み水はきれいな水になります。
活性汚泥の一部は【4.反応タンク】 に戻され、他は【9.機械濃縮棟】 に送られます。

滅菌砂ろ過棟写真

【6.滅菌砂ろ過棟】
【5.最終沈殿池】できれいになった上澄み水に次亜塩素酸ソーダを加え、大腸菌などを滅菌します。
滅菌処理された水は【16.放流口】より九頭竜川に放流します。

放流ポンプ棟写真
放流ポンプ写真

【7.放流ポンプ棟】
洪水などで九頭竜川の水位が高くなったときには、ポンプを使って処理水を九頭竜川に放流します。

放流口(堤防側より)
放流口(九頭竜川側より)

【16.放流口】
【6.滅菌砂ろ過棟】にて浄化された水を九頭竜川に放流します。

汚泥処理施設

汚泥濃縮タンク写真

【8.重力濃縮タンク】
【3.最初沈殿池】から送られてきた汚泥を24時間静置し沈殿濃縮させて、汚泥濃度を高くします。

機械濃縮棟写真

【9.機械濃縮棟】
【5.最終沈殿池】から送られてきた汚泥を、機械で強制的に浮き上がらせ、固液分離により汚泥濃度を高めます。

汚泥処理棟写真    脱水機写真

【10.汚泥処理棟】
【11.汚泥消化タンク】より送られてきた汚泥に高分子凝集剤を加え、脱水機にかけ水分を減らします。
汚泥は固形状の脱水ケーキになり取り扱いやすくなります。
脱水ケーキは堆肥やセメントの原料とするために、工場へ運ばれます。

消化タンク写真1    消化タンク写真2

【11.汚泥消化タンク】
汚泥を嫌気状態に保ち、加温攪拌し、微生物の働きで有機分を分解・減量します。
発生する消化ガスは【17.消化ガス発電設備】で発電するのに利用されます。
ガス攪拌式と機械攪拌式の2種類があります。

ガスブロワ棟写真    ヒーター写真1

【12.ガスブロワ棟】
【11.汚泥消化タンク】(ガス攪拌方式)を攪拌するガスを送ります。

温水ヒーター棟写真    温水ヒーター写真

【13.温水ヒーター棟】
【11.汚泥消化タンク】にいる微生物が活発に働くよう汚泥を温めます。

ガスタンク写真

【14.ガスタンク】
【11.汚泥消化タンク】で発生したガス(消化ガス)を貯留します。

余燃脱硫装置    余剰燃焼装置写真

【15.脱硫・余剰燃焼装置】
脱硫装置で、【11.汚泥消化タンク】で発生したガスの中の硫化水素を取り除きます。
余剰燃焼装置で、【17.消化ガス発電設備】で使用しきれなかった消化ガス(可燃性メタンガス)の余剰分を焼却処理します。

消化ガス発電全景1    消化ガス発電全景2

【17.消化ガス発電設備】
【11.汚泥消化タンク】から発生する消化ガスを燃料にして発電します。
また、発電時に発生する熱から温水を作り、【11.汚泥消化タンク】の加温に利用します。

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