福井県土木部港湾空港課 > 福井の港湾区域内海岸について
福井の港湾区域内海岸について
港湾区域内海岸の概要
福井県の海岸は、越前岬を境に北は加越沿岸(約74km)、南は若狭湾沿岸(約338km)からなり、海岸線総延長は約413kmで、そのうち約137km(約424ha)が海岸保全区域に指定されています。
港湾区域内海岸とは、国土交通省港湾局が所管する海岸のことで、海岸線延長は上記の保全区域約40kmのほか、一般公共海岸も含めて約60kmです。
福井県の港湾局所管の海岸
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福井港海岸
- 加越沿岸に属した福井港港湾区域内の海岸のことで、海水浴場としては、日本の夕日百選のひとつで、三国花火大会の会場としても知られている「三国サンセットビーチ」があります。また、福井国家石油備蓄基地前面の護岸では、これまで侵食や冬期風浪に起因した消波ブロックの飛散や護岸背後の水叩きの陥没被害が発生しており、国による対策工事が現在行われています。
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敦賀港海岸
- 若狭湾沿岸に属した敦賀港湾区域内の海岸のことで、海水浴場としては、日本三大松原として有名な松原海水浴場や、現在、人工海浜として整備している鞠山、田結、赤崎海水浴場などがあります。
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和田港海岸
- 若狭湾沿岸に属した和田港湾区域内の海岸のことで、海水浴場としては、環境省の「快水浴場百選」に選定された若狭和田海水浴場や人工海浜として整備した長井浜海水浴場や鯉川シーサイドパークなどがあり、関西方面からの海水浴客でシーズン中は賑わっています。
海岸事業の紹介
敦賀港海岸での侵食対策
目的
敦賀港海岸の海岸保全区域延長は約9.8kmですが、常宮地区において、昭和38年9月の暴風波浪時に護岸が約600mにわたり決壊し、県道500mの通行不能および民家15戸の浸水被害が発生したほか、松原地区では平成2年12月の冬季風浪による海岸背後の民家および松林へ海水が浸入する被害が発生するなど、過去に幾度かの被害を受けており、冬季風浪に対する侵食対策が急務となっています。
整備の概要
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松原地区(敦賀市松島)
- 海岸背後の民家および日本三大松原である気比の松原を防護するため、海岸保全施設の整備および養浜を行っています。
主な工種 離岸堤、突堤、護岸、養浜
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常宮地区(敦賀市常宮)
- 海岸背後の民家および県道を防護するため、海岸保全施設の整備を行っています。
主な工種 離岸堤
敦賀港海岸での環境整備
目的
当地区は一般国道8号や北陸自動車道へのアクセスが優れていることもあり、古くから関西・中京方面の海水浴客で賑わっていましたが、近年の侵食による砂浜減少や、進入路、駐車場、利便施設等がないなど海浜利用をするうえでの低サービス水準により、海水浴場としての魅力の低下が指摘されており、近年のレジャーの多様化とも相まって、夏期海岸利用者の低迷に拍車をかけていました。そこで、当地区においては魅力ある海洋性リゾートゾーンの拠点として相応しい施設整備を目指しています。
整備の概要
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赤崎地区(敦賀市鞠山~赤崎)
- 砂浜の回復を図るため、海岸保全施設の整備および養浜を行っています。
サービス水準の向上のため、緑地や駐車場の整備を行っています。
主な工種 離岸堤、突堤、護岸、養浜、緑地
和田港海岸での環境整備
目的
当地区は、環境省が選定する「快水浴場百選」に選ばれ、県内随一の海水浴場として賑わっていますが、近年、中央部の葉積島付近より西側(写真右側)で砂浜の侵食が、東側(写真左側)の和田港付近で海岸線の前進が生じています。そのため、砂浜の侵食が生じている西側の海岸では、過去に幾度かの被害を受けており、冬季風浪に対する侵食対策が急務となっています。
整備の概要
- 和田地区(大飯郡高浜町事代~和田)
- 砂浜の回復を図るため、海岸保全施設の整備および養浜を行っています。
主な工種 離岸堤、突堤、養浜
その他の海岸担当課について
アンケート
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お問い合わせ先
港湾空港課
電話番号:0776-20-0488 | ファックス:0776-20-0660 | メール:kowan@pref.fukui.lg.jp
福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
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