福井県における在宅ケア体制づくり
福井県では、住み慣れた自宅や地域で、自分らしく安心して暮らしていける環境づくりを進めるため、医療・介護の連携をより一層強化し、地域全体で在宅療養者を支えていく体制を整備しています。
福井県の在宅医療推進の基本的方向
医療・介護関係団体の代表者で構成する「福井県医療審議会在宅医療体制検討部会」にて、福井県全体の在宅医療・介護に関する課題の把握や、その課題に対する対応策の検討などを行っています。
平成25年3月には、第6次福井県医療計画を策定し、この中で、福井県の在宅医療推進の基本的方向をまとめました。
福井県における在宅医療関連施策の概況
第6次福井県医療計画の「施策の基本的方向」に沿って、医療・介護関係機関の協力を得ながら、「1在宅医療推進体制の整備」、「2在宅医療環境の整備」、「3地域住民への在宅医療の普及啓発」を柱とした施策を実施しています。
・福井県における在宅医療関連施策の概況(平成26年3月作成)
ジェロントロジー共同研究(福井県・東京大学による在宅ケア体制モデルづくり)
東京大学高齢社会総合研究機構(辻哲夫特任教授、秋山弘子特任教授、飯島勝矢准教授ら)との共同研究として、高齢者の方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会の実現に向け、ジェロントロジー(総合長寿学)の共同研究を行っています。
福井県坂井地区(あわら市、坂井市)では、平成22年10月から、全国の地方都市のモデルとなる在宅ケア体制整備を目指した研究事業を進めています。
・坂井地区が目指す姿
・坂井地区の推進体制(平成25年度実践版)
・坂井地区における体制整備(平成25年度実践版)
⇒ 福井県のテレビ広報番組「まちかど県政」(平成26年2月9日放送)で
坂井地区の取組みを放送!(番組の視聴はこちら ※福井県広報課ホームページ)
⇒ 県内外へ、坂井地区での成果を発信することを目的に、PR用DVDを作成!
(DVDの視聴はこちら)
・医療と介護の連携強化に向けた情報共有ルール(チェックシート)の試行・運用
(平成24年9月4日 第1回坂井地区在宅ケア将来モデル推進協議会)
・次第
・委員等
・協議会資料(体制整備方針)
(平成25年7月24日 第2回坂井地区在宅ケア将来モデル推進協議会)
・次第
・委員等
・協議会資料(体制整備方針)
(平成26年9月3日 第3回坂井地区在宅ケア将来モデル推進協議会)
・次第
・委員等
・協議会資料1(これまでの実績・成果)
・協議会資料2(体制整備方針)
地域・市町単位での在宅ケア体制づくり
坂井地区におけるモデル事業の成果を活かし、平成25年度から、介護保険者である市町が地区医師会等の関係機関と連携しながら進める、地域の実情に応じた在宅ケア体制づくりを支援しています。
コーディネーターの配置
平成26年度には、県下全17市町で、医療・介護の連携強化を図るコーディネーター(保健師または看護師)を配置・設定して、市町単位での体制づくりを進めていきます。
県では、市町単位での体制づくりを支援するため、在宅医療・介護関連施策の動向、県内外の先行モデルおよび地域ごとの取組状況等を共有する場づくりを並行して実施しています。
(平成26年3月10日 平成25年度コーディネーター養成研修会)
・研修会次第
・研修会の目的
・講義「今後の在宅ケア体制整備の方向性と市町に期待される役割」
・事例発表(大野市)
・事例発表(坂井地区広域連合)
・事例発表(坂井地区医師会)
・説明「地域包括ケアシステムの構築と地域ケア会議の推進」
・説明「市町単位での認知症ケアパスの作成」
・説明「訪問看護支援室のご案内」
(平成26年6月27日 平成26年度コーディネーター養成研修会〔基礎編〕)
・研修会次第
・研修会の目的
・講義「地域包括ケアシステムの構築に向けて」
・講義「戦略的な在宅医療の推進」~厚生労働省研修DVDより~
・講義「市町単位での在宅医療推進体制の構築」(別冊)
・講義・グループワーク「多職種連携・協働に向けたグループワークの実践」
・情報提供「市町で活用可能なツール等の紹介」
(平成26年8月23日 平成26年度福井県在宅ケア推進連絡会)
・連絡会次第
・参加者等名簿
・講演
演題:「地域包括ケアの展望」
講師:福井県医師会 副会長 池端幸彦先生
・パネルディスカッション ~地域単位での実践事例・事業計画~
坂井地区医師会 顧問 藤田博明先生
「地区病院と在宅医の連携」
福井市医師会 副会長 山本雅之先生
「見える事例検討会を通じた多職種連携の推進」
武生医師会 理事 平井雅道先生
「地域包括支援センター・在宅介護支援センター単位での医療・介護連携」
敦賀市医師会 会長 川上究先生
「看取りにおける在宅医連携」
各市町・郡市医師会での取り組み状況
平成27年度より、在宅医療・介護連携推進事業が市区町村の事業実施主体となり、各市町が地区の医師会(郡市医師会)等と協力しながら事業を実施しています。
福井県では、坂井地区で整備した在宅ケアの体制モデルを全県に展開することを通じて、各市町での取り組みを支援しているところであり、平成29年度末に全市町・郡市医師会での在宅ケア体制の整備状況を取りまとめました。
坂井地区の在宅ケア体制を全県に展開するに当たっては、ポイントを以下の3つに絞っています。
(1)ワンストップでの医療・介護サービスの提供
(2)多職種・機関とのスムーズな連携を図るための患者情報共有化
(3)地域の医療機関の連携による24時間対応の在宅医療
これにより、在宅においても医療と介護を切れ目なく受けられる環境となることを目的としています。
・坂井地区モデル概念図(PDF:488KB)
・在宅ケア体制の全県展開図(PDF:886KB)
・各市町・郡市医師会別の整備状況(PDF:669KB)
今後、各地域での整備内容を一層強化させるとともに、住民および医療・介護従事者への体制の理解普及を進めていきます。
(参考)在宅ケア普及啓発事業
市町を実施主体として、市町単位・集落単位で、在宅ケアの具体的な事例や地域ごとの医療・介護サービスなどを学ぶシンポジウムや講習会、出前講座等を開催しています。
(普及啓発用ツール)
○在宅ケアパンフレット「わが家が一番」
在宅ケアの様子や、実際に利用したいときの問合せ先を知ってもらえるよう、パンフレットを作成しています。下記のページからダウンロードができますので、ご利用ください。
○在宅ケア紙芝居
在宅ケアの具体的な利用事例や地域住民による支え合いの大切さを知ってもらえるよう、紙芝居(パワーポイント投影)を作成しています。下記のページからダウンロードができますので、ご利用ください。
関連ファイルダウンロード
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アンケート
より詳しくご感想をいただける場合は、choju@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。
お問い合わせ先
長寿福祉課在宅ケア推進グループ
電話番号:0776-20-0332 | ファックス:0776-20-0642 | メール:choju@pref.fukui.lg.jp
福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
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