熱中症にご注意ください

最終更新日 2024年9月12日ページID 005879

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熱中症に注意しましょう!

 熱中症は、急に暑くなった日など、身体が暑さに慣れていない時にも注意が必要です。熱中症の症状は一様ではなく、症状が重くなると生命への危険性が及ぶこともあります。特に、外出時や屋外での作業時、高齢者、乳幼児、体調のすぐれない方がおられるご家庭などにおいては、水分をこまめに補給し、大量に汗をかいた場合は塩分も補給する、カーテンで日射を遮る、冷房を適切に利用し室温に留意するなど、県民の皆様一人ひとりが十分な対策をとってください。

  ※  熱中症予防のためのポイント

 

「熱中症特別警戒アラート」「熱中症警戒アラート」  の実施について 

 令和6年度の実施期間は、令和6年4月24日(水)から令和6年10月23日(水)までです。
 

「熱中症特別警戒アラート」とは

◎ 県内全ての暑さ指数情報提供地点(三国、越廼、福井、勝山、大野、今庄、敦賀、美浜、小浜)における、翌日の日最高「暑さ指数(WBGT)」 が35(予測値)に達する場合等に発表します。

◎ 熱中症特別警戒アラート発令時は、広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあるおそれがあります。自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください。

◎ 熱中症特別警戒アラート発表時の熱中症対策
  ・室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごす
  ・こまめな休憩や水分補給・塩分補給
  ・身近な場所での暑さ指数を確認したうえで、涼しい環境以外では、還俗運動は行わない等の対策を徹底
  ・熱中症のかかりやすい「熱中症弱者」は自ら積極的に対策を徹底し、周囲の方も熱中症弱者への声かけを徹底
  ・涼しい環境への避難が大切ですが、それができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、
         衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇ぐことや、
         氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられる。
  ・涼しい環境への避難が大切なため、市町が事前に指定を行っているクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)が
         指定の時間帯に開放されます。
         (自宅にエアコンがある場合等、涼しい環境が確保できる際には、クーリングシェルターへの移動は必須ではありません。)

 

 特別1   特別2

 

 各市町のクーリングシェルター公開ページ

最新のクーリングシェルター指定状況は各市町のホームページを御確認ください。

※確認したい市町名をクリックするとホームページが表示されます。

市 町      担 当     電 話     備 考     
福井市 福祉健康部保健衛生局 健康管理センター 0776-28-1256  
敦賀市 健康推進課 0770-25-5311  
小浜市 子ども未来課 健康増進グループ 0770-64-6093  
大野市 健康長寿課 0779-65-7333  
勝山市 健康体育課 0779-87-0888  
鯖江市 環境政策課 環境推進グループ 0778-53-2227  
あわら市 健康福祉部 健康長寿課 0776-73-8023  
越前市 市民福祉部 健康増進課 0778-24-2221  
坂井市 生活環境部 環境推進課 0776-50-3032  
永平寺町 民生部門 福祉保健課 保健センター 0776-61-0111  
池田町 保健福祉課 0778-44-8000  
南越前町 保健福祉課 0778-47-8007  
越前町 健康保険課 0778-34-8710  
美浜町 健康福祉課 0770-32-6050  
高浜町 防災安全課 0770-72-7701  
おおい町 すこやか健康課 0770-77-1155  
若狭町 健康医療課 0770-62-2721  

 

 「熱中症警戒アラート」とは

◎「熱中症警戒アラート」は、「暑さ指数(WBGT)」の予想値が33以上の場合、全国を58に分けた府県予報区等を単位として発表されます。「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された時に注意を呼びかけ、予防行動をとっていただくよう促すための情報です。環境省と気象庁それぞれの強みを活かし、連携してより効果的な予防行動へとつなげる手段です。暑さ指数の予測値や予想最高気温だけでなく、具体的に取るべき熱中症予防行動も含まれているのが特徴です。

 ※ 「熱中症警戒アラート」発表時の予防行動
◎暑くなると予測された日の前日17時 および 当日の朝の5時に、最新の予測値を元に発表されます。
  ( 発表後予想値を下回っても取り下げられません。)  

◎「熱中症警戒アラート」は、気象庁の気象情報と同じくニュースや天気予報、また環境省や気象庁のサイトなど、多くの手段で知ることができます。また、個人設定しますと、以下の手段等でも入手できます。

       ・環境省のメール配信サービスの利用  (配信サービスサイトはこちら
       ・環境省公式アカウントによるLINE通知 (LINEによる情報案内はこちら)  

         

 ※ 環境省「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表状況」はこちら

 

熱中症予防行動 

1.暑さを避けましょう

  ・エアコンを利用する等、部屋の温度を調整

  ・感染症の予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整

  ・暑い日や時間帯は無理をしない

  ・涼しい服装にする

  ・急に暑くなった日等は特に注意する

2.こまめに水分補給しましょう

  ・のどが渇く前に水分補給

  ・1日あたり1.2リットルを目安に

  ・大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

3.日頃から健康管理をしましょう

  ・日頃から体温測定、健康チェック

  ・体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養

4.暑さに備えた体作りをしましょう

  ・暑くなり始めの時期から適度に運動を

  ・水分補給は忘れずに、無理のない範囲で

  ・「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度
 
イラスト
 

熱中症にならないための注意事項

1.炎天下や非常に暑い場所での長時間の作業やスポーツは避けましょう。

2.こまめに水分(スポーツドリンク等)を補給しましょう。

3.体調が悪いときは無理をしないようにしましょう。

4.こまめに休憩をとりましょう。

5.外出時は帽子をかぶる、日傘をさすなど、直接日光に当たらないようにしましょう。
イラスト2

 

特に高齢者と子どもは注意が必要

    【高齢者が熱中症にかかりやすい理由】

    1. 体内の水分が不足しがちです。

      高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。

    2.  暑さに対する感覚機能が低下しています。

      加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。

    3. 暑さに対する体の調整機能が低下します。

      高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。

    <注意点>
    ➣のどが渇かなくても、こまめに水分補給をしましょう。
    ➣部屋の温度、湿度をこまめに測り、扇風機やエアコンを使って温度調節をするよう心がけましょう。 
    イラスト6 

    【子どもが熱中症にかかりやすい理由】 

    1. 体温調節能力がまだ十分発達していないために、熱中症のリスクが高くなります。
    2. 晴れた日には、地面に近いほど気温が高くなるため、幼児は、大人以上に暑い環境にいます。


    <注意点>
     ➣顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう。
      顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇していると推察できるので、涼しい環境下で十分な休息を与えましょう。
     ➣子どもが十分に水分摂取できているか、適度に休憩できているかなど、大人は注意して見守るようにしましょう。 
    イラスト7

     

    このような症状には注意

     

      イラスト5
      

    暑さの中で少しでも体調不良を感じたときの具体的対応

    1.無理をせず、風通しのよい日陰や、冷房の効いた所に移動しましょう。

    2.衣類をゆるめて、冷たい水で冷やしたタオルなどを脇の下や足の付け根に置き、体を冷やしましょう。

    3.水分を補給しましょう。

    4.早めに医療機関で受診しましょう。  

    イラスト3 

           

    県内9ヶ所の観測地点別「暑さ指数(WBGT)」の実況値および予測値

     お住まいの地域の「暑さ指数(WBGT)」はこちらを参考にしてください。

     

    福井 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    三国 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    越廼 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    勝山 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    大野 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    今庄 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    敦賀 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    美浜 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ
    小浜 実況と予測(グラフ) 日表 過去データ

          注) 過去データに掲載してある表中の[Tg]は、黒球温度のこと。

     

    ◇「暑さ指数(WBGT)」について 

     熱中症を引き起こす環境条件としては、気温のほかにも湿度、風の有無、日差し等が関係しています。
     こうした条件のうち、人体に与える影響の大きい1.湿度、2.日射等からの輻射熱(黒球温度)、3.気温の3つを取り入れた指標として「暑さ指数(WBGT)」があります。気温と異なり人体と外気との熱収支に着目した指標で、労働環境・運動環境の指針としてISO等で規格化されています。

     熱中症は、真夏の炎天下で発生しやすいイメージですが、屋内や夜間でも発生しますので、暑さ指数を参考に、水分を補給するなどで熱中症を予防しましょう。

     

    「暑さ指数(WBGT)」と熱中症対策

     暑さ指数が高くなるにつれ、死亡率が急激に上昇していきます。気温がそれほど高くなくても、湿度等の条件によっては暑さ指数が高くなり、熱中症発生の危険も高くなります。

     熱中症予防の新たな情報発信手段として「熱中症警戒アラート」の全国運用が開始されました。「暑さ指数」の予想値が33以上の場合に、最新の予測値を元に、次のタイミングで行われます。

    ・暑くなると予測された日の前日17時

    ・当日朝の5時
    日常生活  日常生活に関する指針

     

    温度基準
    (WBGT)
    注意すべき
    生活活動の目安
    注意事項
    危険
    (31℃以上)
    すべての生活活動で
    おこる危険性
    高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
    外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
    厳重警戒
    (28~31℃※)
    外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
    警戒
    (25~28℃※)
    中等度以上の生活
    活動でおこる危険性
    運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
    注意
    (25℃未満)
    強い生活活動で
    おこる危険性
    一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

    ※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示している。
    日本生気象学会(2013) 日常生活における熱中症予防指針Ver.3より

    運動   運動に関する指針

     

    気温
    (参考)
    WBGT
    温度
    熱中症予防運動指針
    35℃以上 31℃以上 運動は
    原則中止
    WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
    特に子どもの場合は中止すべき。
    31~35℃

    28~

    31℃

    厳重警戒
    (激しい運動は中止)
    WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
    運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。
    体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。
    28~31℃

    25~

    28℃

    警戒
    (積極的に休息)
    WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。
    激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。
    24~28℃

    21~

    25℃

    注意
    (積極的に水分補給)
    WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
    熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
    24℃未満 21℃未満 ほぼ安全
    (適宜水分補給)
    WBGT21℃未満では、通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
    市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

    日本体育協会(2013) 熱中症予防運動指針より 
     
     

    こちらもチェックして予防・対策に役立ててください。

      環境省 熱中症予防情報サイト

      熱中症環境保健マニュアル(環境省HP)            

      熱中症予防情報(国立環境研究所)

      気象に関する情報はこちらをご覧ください。(福井地方気象台HP)



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