ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~

最終更新日 2024年10月8日ページID 051524

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1 子宮頸がんとは

子宮頸がんとは、女性のがんの中でも比較的若い世代に発症しやすいがんです。日本では年間約1万1千人が子宮頸がんにかかり、約2千9百人の方が亡くなっています。「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染が原因と考えられており、性的接触のある女性の方は半数以上が感染すると言われています。
 

子宮頸がんで苦しまないために、できる予防方法は2つあります。

  1. 発症を予防するため、HPVワクチンを接種すること
  2. 子宮頸がんを早期発見、早期治療につなげるため、子宮頸がん検診を受診すること


子宮頸がんは予防できるがんです。子宮頸がんとHPVワクチンについてよく知っていただき、ワクチン接種等を御検討ください。
 

2 HPVワクチン

子宮頸がんの一次予防(発症予防)は、HPVワクチンを接種することです。
HPVワクチンは、予防接種法の定期接種として、対象者は無料で接種することができます。対象者は以下のとおりです。

  1. 定期接種
    小学校6年から高校1年に相当する年齢の女子
  2. キャッチアップ接種(※)
    平成9年度生まれから平成19年度生まれの女子
(※)キャッチアップ接種は、令和4年4月1日~令和7年3月31日までの期間限定です。
 ★チラシは下の画像をクリックしてご覧ください。
【キャッチアップ接種チラシ】              【定期接種・キャッチアップ接種チラシ】
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                                 福井県産婦人科医師連合
対象者には、住民票のある市町から接種券、リーフレット等の接種の案内が郵送されます。詳しくはお住まいの市町の予防接種担当課(部署)にご確認ください。
 

2-1 キャッチアップ接種について

HPVワクチンの予防接種は、平成25年6月から令和3年度末まで、接種後に報告された多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別に接種をお勧めする取組(積極的勧奨)を一時的に差し控えていました。

その後、令和3年11月の厚生労働省の専門家の会議で、安全性について特段の懸念がないことが改めて確認され、HPVワクチン接種による子宮頸がん予防効果が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたことから、令和4年度から積極的勧奨を再開しました。

この積極的勧奨の差し控え期間に、定期接種の対象年齢を過ぎてしまい、接種機会を逃した方に対して公平な機会を確保する観点から、定期接種の特例として、対象年齢を超えて無料で接種できる機会(キャッチアップ接種)が、令和4年4月1日~令和7年3月31日 の期間限定で設けられました。

過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方が対象となりますが、詳しくは、お住まいの市町の予防接種担当課に御確認ください。

また、キャッチアップ接種対象者のうち、定期接種を受けておらず、定期接種の対象年齢を過ぎて、HPVワクチンを令和4年3月31日までに自費で接種した方の接種費用について、公費で負担する(償還払い)制度も各市町で検討されています。あわせてお住まいの市町の予防接種担当課(部署)に御確認ください。
 

2-2 実施医療機関について

HPVワクチンを接種できる県内の医療機関は、広域に予防接種が可能な指定医療機関と接種できる予防接種の一覧を御確認いただくか、各市町の予防接種担当課(部署)にお問い合わせください。
 

2-3 副反応について

HPVワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどがおこることがあります。まれに、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状を含めて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人当たり約10人です。このうち、報告した医師等が重篤と判断したものは、接種1万人当たり約6人でした。
 

2-4 相談窓口について

接種医・かかりつけ医

HPVワクチンの接種後に気になる症状が生じた場合は、まずは、接種を行った医師又はかかりつけの医師に御相談ください。
 

HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関

また、福井県では、HPVワクチン接種後に生じた症状の診療について、協力医療機関である福井大学医学部附属病院(0776-61-8392)が地域の診療医療機関と連携を行っています。協力医療機関への受診についても、接種を行った医師又はかかりつけの医師に御相談ください。
 

福井県の相談窓口

福井県では、HPVワクチンの予防接種後の副反応と思われる症状が生じた方からの相談を受け付ける窓口を健康福祉部及び教育委員会に設置しています。
健康福祉部に設置する窓口は、相談の内容に関わらず一元的に相談を受け付ける「総合相談窓口」となります。
一方、教育委員会に設置する相談窓口は学校生活に関する相談を受け付けます。

 

  1. 目的
    HPVワクチンの予防接種後の副反応と思われる症状が生じた方からの、医療、生活、教育等多岐にわたる相談を一元的に受付、個別の状況に応じて、適切な窓口に繋ぐこと。
  2. 相談受付時間
    月曜日から金曜日(祝休日および年末年始を除く)
    午前8時30分から午後5時15分まで
  3. 電話番号
    健康福祉部健康医療局保健予防課 0776-20-0351
  4. 教育委員会保健体育課 0776-20-0384
     

3 参考情報

厚生労働省のホームページ(外部サイト)でもHPVワクチンについて詳しく説明していますので、御確認ください。
 

4 各市町予防接種担当課

  市町名 担当課(部署) 電話番号 関連ページ
福井市 健康管理センター 0776-
28-1256
関連ページ
(外部サイト)
敦賀市 健康推進課 0770-
25-5311
関連ページ
(外部サイト)
小浜市 小浜市健康管理センター
子ども未来課
0770-
64-6093
関連ページ
(外部サイト)
大野市 健康長寿課 0779-
65-7333
関連ページ
(外部サイト)
勝山市 健康体育課 0779-
87-0888
関連ページ
(外部サイト)
鯖江市 健康づくり課 0778-
52-1138
関連ページ
(外部サイト)
あわら市 子育て世代包括支援センター こあらっこ
子育て支援課
0776-
73-8010
関連ページ
(外部サイト)
越前市 健康増進課 0778-
24-2221
関連ページ
(外部サイト)
坂井市 健康増進課 0776-
50-3067
関連ページ
(外部サイト)
10 永平寺町 永平寺町保健センター
福祉保健課
0776-
61-1111
関連ページ
(外部サイト)
11 池田町 保健福祉課 0778-
44-8000
関連ページ
外部サイト)
12 南越前町 保健福祉課 0778-
47-8007
関連ページ
(外部サイト)
13 越前町 子育て世代包括支援センター
健康保険課
0778-
34-8821
関連ページ
(外部サイト)
14 美浜町 子ども・子育てサポートセンター
健康福祉課
0770-
32-0192
関連ページ
(外部サイト)
15 高浜町 こども未来課 0770-
72-6154
関連ページ
(外部サイト)
16 おおい町 すこやか健康課 0770-
77-1155
関連ページ
(外部サイト)
17 若狭町 健康医療課 0770-
62-2721
関連ページ
(外部サイト)

 

 

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お問い合わせ先

健康医療局保健予防課

電話番号:0776-20-0349 ファックス:0776-20-0643メール:hoken-yobo@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
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