麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)にご注意ください!
お知らせ
麻しん(はしか)にご注意ください。
アジアやアフリカ諸国、ヨーロッパへ渡航される際は、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでなければ、MRワクチンの接種を積極的に検討してください。
「麻しんに注意しましょう」チラシ(pdf形式103kb)
麻しん対策の更なる徹底について(協力依頼)(厚生労働省)
麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)(厚生労働省)
麻しんの広域的発生について(情報提供)(厚生労働省)
麻しんに関する緊急情報(国立感染症研究所)
麻しん発生動向(国立感染症研究所)
平成27年3月27日付けで、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態(※)にあると認定されました。
しかし、その後も、海外(インドネシア等のアジアやアフリカ諸国、ヨーロッパ等)渡航歴のある患者等の発生が全国で散見されています。
※麻しんの排除認定基準 : 適切なサーベイランス制度の下、土着株による麻しんの感染が3年間確認されないこと、または遺伝子型の解析によりそのことが示唆されること
麻しんとは?
麻しんを疑う場合は、事前に医療機関へ電話で麻しん感染が疑われることを伝え、医療機関の指示に従って受診してください。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
麻しんの予防方法は?
麻しんは感染力が非常に強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
麻しんの効果的な予防方法は、麻しんワクチンの接種です。
- 麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで免疫が増強され、1回の接種では免疫が付かなかった5%未満の人に免疫をつけることができます。
- 1歳児(第1期)と、小学校入学前1年間の幼児(第2期)は、予防接種法に基づく定期予防接種を受けることができます。対象年齢に該当するお子さんは、できるだけ早く予防接種を受けましょう。詳しくは、お住まいの市町にお問い合わせください。
- その他の方は、任意接種(費用は自己負担)で受けることができます。麻しんにかかったことがない、ワクチンを接種したことがあるか分からない場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。
医療機関の皆様へ
- 麻しんは感染症法による5類感染症として全数届出の感染症です。
- 麻しんを診断(臨床診断を含む)した場合は、直ちに最寄りの保健所に届出をお願いします。
- 確定診断のための、検体(血液(全血、抗凝固剤(EDTA、クエン酸)入り)、咽頭拭い液、尿)採取及び提供に御協力お願いします。
検体採取について(pdf形式133kb)
風しん(三日はしか)にご注意ください。
平成30年、全国で2,306件の風しん患者が発生しました。妊娠中の方、妊娠適齢期の方、風しんにかかったことのない方、風しんの予防接種を受けていない方(30代から50代の方)は特に注意が必要です。
医療機関の検査で風しんの免疫が十分であることが確認できていない方で、 流行地域に出張や旅行を予定されている場合には、早めに予防接種をご検討ください。
風しんの追加的対策について
2022年3月31日までの間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性(対象世代の男性)が風しんに係る定期の予防接種の対象者として追加されました。
詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。
医療機関・健診機関の皆様へ
- 2019年9月30日までの実施分については税率8%で請求総括書(小計)を作成し、2019年10月1日以降の実施分については税率10%で請求総括書(小計)を作成してください。同じ月に消費税率の異なる請求をする場合は、請求総括書(総計)は1枚にまとめ、請求総括書(小計)は税率を分けて作成してください。
- 風しんの追加的対策に関する実施機関向け説明会を開催しました。
当日の資料はpdf形式で掲載しています。
- 厚生労働省ホームページに医療機関・健診機関向け手引きが公開されています。 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に実施する風しんの抗体検査及び予防接種法第5条第1項の規定に基づく風しんの第5期の定期接種の実施に向けた医療機関・健診機関向け手引き(第3版)
- 日本医師会ホームページに請求書の作成方法が公開されています。風しんの追加的対策について(日本医師会ホームページ)
各市町がクーポン券を発行しています。受託された医療機関は受診票と予診票を印刷し、準備してください。
集合契約で使用できるワクチンは麻しん風しん混合ワクチンです。風しん単独ワクチンを使用する場合は事前に市町へ連絡してください。
風しん抗体検査の受診票、予防接種の予診票、請求書様式
風しん(三日はしか)とは?
主な症状
3日前後の発熱と発しん(小さく淡いピンク色)が見られ、発しんは顔からはじまって首や体、手足に広がります。また、頭や耳の後ろ、首などのリンパ節が腫れてきます。まれに脳炎、血小板減少性紫斑病など重篤な合併症が発生することがあります。
大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
潜伏期間
感染から2~3週間(平均16日~18日)
感染経路
患者さんのせきやくしゃみによる唾液のしぶきなどの飛まつにより感染します。
風しんの症状が現れたときには・・・
学校や仕事を休み(※)、マスクを着用して早めに医療機関を受診しましょう!
風しんの患者との接触状況や現在の症状から風しんの可能性があると思われる場合には、受診前に医療機関にその旨を連絡しましょう。
※学校保健安全法により、風しんにかかった場合、発しんが消失するまで学校を休まなくてはなりません。
先天性風しん症候群について
妊婦、とくに妊娠初期のお母さんが風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れ等の障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。ただし、先天性風しん症候群をもった赤ちゃんがこれら全ての障がいをもつとは限りません。
風しんの予防法
風しんの予防には、予防接種が効果的です。
外出後は手洗い、うがいをしましょう。
風しんの症状のある方は、マスクを着用し、咳エチケットを守りましょう。
流行地域への旅行はなるべく控えましょう。
風しんの予防接種について
風しんの予防接種は、市町が行う定期の予防接種(無料)と、それ以外の任意の予防接種(自費)があります。
☆確実に免疫を付けるには、2回の予防接種が望ましいです。
☆過去に風しんにかかったことがある方も予防接種が可能です。
☆かかると重症化し、死亡することもある麻しん(はしか)も一緒に予防できる麻しん風しん混合(MR)ワクチンを受けることをお奨めします。
定期の予防接種(無料)について
対象者の方は、なるべく早く接種するよう努めましょう!
区分 | 対象者 | 備考 |
第1期 |
1歳児 (生後12ヶ月~24ヶ月未満) |
1歳になったらなるべく早く接種しましょう。 |
第2期 |
小学校就学前の1年間 (令和3年4月に小学校入学予定の5歳~7歳未満) |
なるべく早く接種しましょう。 (令和3年3月31日まで) |
定期の予防接種に関するお問合せ先:各市町の予防接種担当課または各健康福祉センターへ
任意の予防接種(有料)について
次の方で、風しんに対する免疫が十分であると医療機関の検査で確認できていない方(十分な抗体価が確認できていない方)は、医療機関で予防接種を受けることを是非ご検討ください。麻しん風しん混合(MR) ワクチンの任意の予防接種は、1回1万円程度です。
○妊婦の夫、お子さん、その他の同居のご家族
○10代後半から40代の女性(特に、妊娠を希望する方または妊娠する可能性の高い方:予防接種後、2か月間は避妊してください。)
○産褥(出産後)早期の女性
なお、妊婦は予防接種を受けることが出来ません。
※予防接種を希望する場合は、お近くの医療機関(内科、小児科など)にご相談ください。
※一部の市町において、接種費用の一部を助成しています。
風しんの予防接種を受けているか、母子手帳で御確認ください!
福井県内(福井市を除く。)の妊娠を希望する女性等に対して、風しんの無料抗体検査を実施しています!(令和2年4月1日~令和3年3月31日)
詳しくはこちら「風しんの無料抗体検査事業を実施しています!」
福井市内の方はこちら「風しん抗体検査のお知らせ(福井市ホームページ)
リンク
国立感染症研究所ホームページ
厚生労働省ホームページ
文部科学省ホームページ
福井県の麻しんおよび風しんの発生状況
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- 風しんの無料抗体検査事業を実施しています!(新しいウィンドウが開きます)
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より詳しくご感想をいただける場合は、hoken-yobo@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。
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電話番号:0776-20-0351 | ファックス:0776-20-0643 | メール:hoken-yobo@pref.fukui.lg.jp
福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)