福井県汚水処理広域化・共同化計画

福井県汚水処理広域化・共同化計画（令和5年3月）

　福井県の汚水処理事業の経営環境は、施設等の老朽化に伴う大量更新期の到来や、人口減少に伴う使用料収入の減少、職員数の減少による執行体制の脆弱化等により厳しさを増しており、効率的な事業運営が一層求められていることから、汚水処理施設の広域化を推進し、汚水処理事業の経営の持続可能性を確保することが非常に有効です。

　このような中、平成30年1月17日に総務省、農林水産省、国土交通省、環境省4省連名により「汚水処理の事業運営に係る「広域化・共同化計画」の策定について」が通知され、各都道府県に対し、全市町が参加する広域化・共同化計画の検討体制を速やかに構築すること、令和4年度までに「広域化・共同化計画」を策定することの2点が要請されました。

　この要請を受け、福井県では平成30年度から広域化・共同化に関する勉強会の開催や意向調査、ブレーンストーミング等を実施し、各汚水処理施設管理者が抱えている課題等を抽出すると共に、令和2年8月に県内全市町と県で設置した「福井県汚水処理広域化・共同化計画検討会」において、現状と課題を踏まえた広域化・共同化の具体的な検討を行い、今回、「福井県汚水処理広域化・共同化計画」として取りまとめました。

　なお、本計画は県内全域を対象とした効率的な汚水処理施設の整備に関する構想を取りまとめた「福井県内の汚水処理施設整備の現状と見通し（2019）」の一部として、「整備・運営管理手法を定めた整備計画」に位置づけられます。

 

 

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