福井県気候変動教育プログラム事業

１　福井県気候変動教育プログラム事業

県では、この状況を受け、ドイツの気候変動教育プログラムを参考に、中学生・高校生を対象とする
福井県独自の「気候変動教育プログラム」を開発しました。

本プログラムは、参加型学習を通して地域で地球温暖化防止や気候変動の適応に向けた活動を
「自分事」として 企画・実施できる人材を育成することを目的としています。

環境アドバイザー制度の活用により、講師の派遣も可能です。

 

２　プログラムの構成

福井県気候変動教育プログラム事業は、
　 （１）基礎編 「福井県版ミステリーワークショップ」
　 （２）応用編 「課題解決ワークショップ」の
２種のプログラムにより構成されてます。

（１）、（２）どちらかのみの実施でも効果はありますが、両方を組み合わせたご活用をお勧めします。

基礎編「福井県版ミステリーワークショップ」

※所要時間：５０分または１００分

「福井県版ミステリーカード」（２４枚１組）を、グループで議論しながら論理的に関連付けて並べます。
このグループワークを通じて、気候変動によりどんな現象が発生しているかを把握し、気候変動には様々な事柄が複雑に絡み合っていることを学びます。

＜福井県版ミステリーカードの例＞

 

＜福井県版ミステリーカードの関連付け例 ＞

＜グループワークの様子＞

応用編「課題解決ワークショップ」

※所要時間：５０分または１００分

気候変動のメカニズム等の基礎知識を学習後、グループに分かれ、福井県のエネルギー事情など３分野の「統計データ集」から現状を分析し、批評します。それを基に福井県の将来の理想像を考え、この理想像を実現するために必要な課題解決策をジグソー法により導き出します。
このグループワークにより、身近な地域の問題・課題を批判したり可能性を考える力、問題を統合的に考える力を養います。

＜統計データ集の一部＞　　　　　　　　＜グループワークの様子＞

 

３　中学校、高校でのご活用にお勧めの科目

～地球温暖化や気候変動を扱う教科のほか、
　総合探究・総合的な学習、ＳＤＧｓの理解を深める学習等の材料に～

＜高校＞
　・総合探究
　・理科：生物基礎、地学基礎、科学と人間生活
　・社会：地理総合、地理探究、倫理、政治・経済
　・保健体育　　・家庭科

＜中学校＞
　・総合的な学習の時間　　・理科　　・社会　　・技術・家庭科

※気候変動に関する問題は、ＳＤＧｓの複数の目標と密接に関連しますので、
　総合探究、総合的な学習の導入部分でのご活用がお勧めです。

●中学校や高校で授業をしている様子は　こちら

●プログラムの実施例は　こちら

 

４　授業実施のためのガイドブック、スライドなど

授業で気候変動教育プログラムを実施する際にダウンロードしてご利用ください。

１　福井県版ミステリーワークショップ
　　（１）指導者向けマニュアル　こちら
　　（２）実施概要　こちら
　　（３）授業用スライド　こちら
　　（４）福井県版ミステリーカード　こちら
　　　　※1枚ずつ切り離して使用してください。

２　課題解決ワークショップ 
　　（１）指導者向けマニュアル　こちら
　　（２）実施概要　こちら
　　（３）授業用スライド　こちら
　　（４）統計データ集　こちら
　　（５）授業用ワークシート　こちら

（３）共通の資料
　　（１）プログラム実施例　こちら
　　（２）生徒用セルフチェックシート（事前）　こちら
　　（３）生徒用セルフチェックシート（事後）　こちら
　　（４）分析用セルフチェックシート（指導者向け）　こちら
　　（５）ふりかえりシート（※単独で実施する場合）　こちら
　　（６）ふりかえりシート（※セルフチェックシートと連動して実施する場合）　こちら

 

※パワーポイント版の授業用スライドを使用したい場合は、下記までお問い合わせください。
　　問合わせ先：福井県 安全環境部 環境政策課 環境計画推進グループ
　　電 話 番 号：0776-20-0301