平成２７年度県立大学地域貢献研究の成果

県立大学地域貢献研究推進委員会を開催しました

　
　平成2８年3月19日(土)、県立大学において、県立大学地域貢献研究推進委員会（委員長　中山浩行　〔(株)ナカテック代表取締役〕）を開催し、平成2７年度に実施した地域貢献研究16件の成果について、県民の視点から評価をしていただきました。 

各委員は、研究者から成果の概要について説明を受けた後、内容を精査しながら 、
　・計画どおり研究が実施されたか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　・所期の目的が達成され、研究成果が明確であるか
　・今後、研究の発展性や地域貢献が見込まれるか
などの観点から評価を行い、その結果、13件の研究が「A評価（8人の委員の合計点が40点満点中32点以上）」となりました。
　委員会では、マスコミ向けに発表する代表的な研究を2件選考しました。
　この選考を受けて4月2８日(木)にマスコミ向けに発表を行いました。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

平成2７年度の研究成果

　平成2７年度に奨励研究費を交付した研究は、次のとおりです。
　研究テーマをクリックすると、研究成果の概要がご覧いただけます。
　（平成2８年度に継続する研究については、中間報告となっています。）

研究テーマ	主たる研究者	研究期間
カニ殻農法による県内農作物の地域ブランド化とトマト新品種の育種	生物資源学部生物資源学科 教授　木元　久	平成26～27年度
福井県での栽培に適したパスタ用デュラム小麦品種の開発 （第２ステージ：品種の開発）	生物資源学部生物資源学科 教授 　村井　耕三	平成26～27年度
ふくいの和食食材の商品開発およあび販路開拓に関する研究 ー福井市越廼の水産加工品開発と小浜の和食食育を結ぶー	海洋生物資源学部海洋生物資源学科 教授 　加藤　辰夫	平成26～27年度
三方湖におけるブルーギルの資源変動予測と変動要因の解明　ブルーギル増大問題を抱える北潟湖での応用をめざして	海洋生物資源学部海洋生物資源学科 教授 　富永　修	平成26～27年度
新規な性状を付与した魚類醤油干しの開発と試食会・試験販売に基づく製品の改善	海洋生物資源学部海洋生物資源学科 教授　横山　芳博	平成26～27年度
九頭竜川アラレガコ伝統文化の再生を目指した増養殖技術の開発	海洋生物資源学部海洋生物資源学科 准教授 　田原　大輔	平成26～27年度
院内研修における企画力育成・強化モデル有用性の検証 ー中小規模病院の研修企画を通してー	看護福祉学部看護福祉学科 教授　寺島　喜代子	平成26～27年度
中山間地における農業農村の活性化策 ～小水力発電とその利用に関する実証実験～	学術教養センター 教授 　菊沢　正裕	平成26～27年度
福井県企業のアジア事業展開支援に資する政策課題の抽出と情報提供 ー地域経済分析システム（ビックデータ）等を活用した分析ー	地域経済研究所 教授　丸屋　豊二郎	平成27～28年度
福井県における人口減少への政策対応のあり方に関する研究	地域経済研究所 教授　佐々井　司	平成27年度
農水産資源を利用する発酵製品の開発研究	生物資源学部生物資源学科 特任教授　宇田川　隆	平成27年度
地域連携による新たな酒造好適米の開発と有機栽培技術の確立	生物資源学部生物資源学科 教授　木元　久	平成27～28年度
ソバ・園芸作物・伝統野菜など福井県特産農作物に含まれる健康機能成分の定量・機能性評価	生物資源学部生物資源学科 准教授　高橋　正和	平成27～28年度
海底堆積物コアから診る小浜湾の環境変遷と人間活動の関係	海洋生物資源学部海洋生物資源学科 講師　杉本　亮	平成27年度
新規学卒Ｕターン就職者の就職先探索行動に関する研究 ーＵターン就職希望者の環境探索・自己探索の多寡と早期離職の関連性からの分析により若者定着を促進する就職支援策の有効性を検証するー	キャリアセンター 教授　中里　弘穂	平成27～28年度
アジアのイグアノドン類の分類学的・古生物地理学的研究 ー福井県のイグアノドン類はどこから来たのかー	恐竜学研究所 講師　柴田　正輝	平成27～28年度

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（注）主たる研究者の所属・職は平成２7年度現在