「鳥獣害のない里作りの取り組み」と「獣害対策の基本」

最終更新日 2016年4月1日ページID 005943

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鳥獣害のない里づくりの取組み

 イノシシ、シカ、サルおよびクマなどの獣による農作物・森林の被害が県内全域に広がっています。
 被害を防ぐためには、地域ぐるみで、農林業や人身への被害防止(被害管理)適正な頭数調整(個体数調整)野生動物との棲み分け(生息地管理)の取り組みが必要です。
 安心して農林業の生産活動に取り組めるよう、住民の皆様の理解と協力によって鳥獣害のない里づくりを目指しましょう。

 ☆獣害を減らすためには次の3つの項目を総合的に実施する必要があります。

(1)被害管理
 山ぎわの草刈り、電気柵や捕獲檻の共同管理、パトロールの実施、学習会の開催等、一連の自主防衛活動を地域住民が実施することが最も必要です。

(2)個体数管理
 自然界にいるイノシシやシカのうち、集落へ入り込み被害を及ぼすものはごく一部です。集落近くで生息しているイノシシやシカは栄養状態もよく数が増えやすいので、捕獲が必要です。捕獲は市町村の捕獲隊員が行いますが、日常的に行う檻の見回りなどには集落も協力し地域ぐるみで取り組むことが必要です。 

(3)生息地管理
 野菜クズや収穫物を残さない、集落の周辺にエサとなる果樹を放置せず摘果や伐採等を行うなど集落のえさ場としての価値を下げるとともに、野生獣の本来の生息地の環境改善など野生鳥獣との棲み分けを図ることが必要です。

獣害対策の基本

基本その1 「みんなで取り組む」
 1箇所で対策をしても、その周辺への被害が移動するだけで、根本的な解決はできません。
 獣害対策は、集落の役員さんなど特定の人だけに任せっぱなしにせず、集落ぐるみで大人も子供も、農家も非農家も、ちょっとした工夫が必要です。
 まずは、できることからはじめましょう。

基本その2 「エサ場としての価値を下げる」
 人里や農地で、気づかずに与えている「エサ」を見つけて、その「エサ」を取り除いてください。
 人は、「食べられても困らないもの」と「食べられたら困るもの」の区別ができますが、獣はどちらもかまわず食べてしまいます。
 二番穂や捨てた野菜も「エサ」になります。「エサ」にありつけるからこそ、集落の周辺から離れないのです。
 あなたの集落でも、一度点検してみましょう。

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