ウクライナ避難民に向けた食糧支援物資出発式を行いました。

先月２４日から始まったロシアによる侵攻により、ウクライナでは多くの犠牲者が発生し、多くの国民が避難を強いられるなど困難な状況にあります。また、国外に避難するウクライナ国民の方も３６０万人を超え、受け入れている周辺国でも食糧不足が深刻化するなど国際的な支援が必要な状況にあります。

そのような中、福井県ＪＡグループからウクライナ避難民の方向けにパックごはんを送りたいとの提案をいただき、福井県では現地への輸送方法等を検討してきました。

その結果、福井県出身でもある松田 ウクライナ駐箚日本国特命全権大使のご助力もあり、隣国のポーランドに向けてパックごはんを届けることができる見込みとなり、福井県が一体となってウクライナを支援していることを現地にも示すため、福井県ＪＡグループ関係者と県庁前広場で出発式を開催しました。

杉本知事 あいさつ	鈴木県議会議長 あいさつ
冨田ＪＡ福井県五連会長 あいさつ

杉本知事は、出発式のあいさつで「今回の食糧支援がそんなに大きな力になるかどうか分かりませんが、微力であっても積み重なれば大きな輪になる。こうした想いをウクライナに届けることで、ロシア国民のみなさんにも伝わり、困難な現状を変える大きな力に変わっていく、そうした最初の一歩になることを祈念する」と述べました。

いちほまれパックごはん

出発風景

福井県を出発した福井産米「いちほまれ」のパックごはん　約１万食は、今後、成田空港から空路でドイツ・フランクフルトに向かい、その後、陸路でポーランドに向かい、最短約２週間後には現地に到着する見込みです。