「ふくい屋外広告景観フォーラム2014」を開催しました!

最終更新日 2014年11月28日ページID 028265

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 舞鶴若狭自動車道の全線開通や来たる北陸新幹線の県内延伸など福井県を取り巻く交通体系が大きく進展し、県内各地域のまちの魅力を高めることが求められているなか、9月の屋外広告物適正化旬間を契機として、今後の魅力あるまちづくりについて景観と屋外広告物の観点から官民が連携して議論を深めるフォーラムを開催しました。

フォーラムチラシ 主催者あいさつ

 

開催概要

 〇 日 時:平成26年9月24日(水)13:30~17:00(受付開始13:00)
 〇 場 所:福井県中小企業産業大学校 大教室(福井市下六条町16-15)
 〇 参加者: 県内外の屋外広告業者、県内外の屋外広告物行政担当者(国土交通省、福井県、県内市町など)、
        その他県内企業など計75名
 〇 内 容:基調講演、パネルディスカッション、ワークショップ
 〇 主 催:福井県屋外広告美術協同組合  共 催:福井県  後 援:国土交通省

第1部「基調講演」(13:40~14:40)

 〇 テーマ:「地域社会に必要とされる屋外広告」
 〇 講演者:西畑 敏秀 氏(仁愛女子短期大学 生活科学学科 教授、株式会社バウス・デザイン 顧問)
 〇 概 要
  ・まちの魅力づくりのキーポイントとなる景観に配慮しながらも、宣伝効果もある屋外広告物のデザインについて、
   具体的な事例を踏まえてご説明いただきました。
 〇 要 旨
  ・情報を伝達するものとして、新聞広告や雑誌広告、インターネットやテレビ・ラジオ広告など様々な手法があるが、
   看板などの屋外広告物は背景となるまちなみや自然景観とともに、不特定多数の人の目に入ってしまうため、他の
   媒体と異なり、「社会性」や「公共性」を持っていることが大きな特徴。
  ・屋外広告物は「景観」として見た場合は「公共物」でもあり、魅力ある景観やまちづくりの重要なキーポイント。
  ・それぞれの店舗が様々な屋外広告物を設置して、そういったものが集中していくと、1つ1つの広告物が目立たず、
   情報提供や企業のイメージ発信などがうまくできない状況になり、結果的には景観やまちとしての魅力がないこと
   にもつながる。
  ・屋外広告物は社会的に必要である一方、このような観点から設置する際にはデザインを十分検討することが必要。
  ・(事例を示しながら)景観に配慮されて効果もある屋外広告物をデザインするには、「文字の字体の統一」、
   「基調となる色を決めて、何色も使わない」、「空間・間合いを大事にして必要以上に記載しない」ことがポイント。
  ・景観に配慮されたデザイン力がある屋外広告物が増えていけば、地域社会にも必要とされ、企業価値の向上にもつな
   がっていく。

講演者 講演テーマ
広告の媒体 ソフトバンクの事例
セブンイレブンの事例 アウディの事例
県内の事例 デザインのポイント

第2部「パネルディスカッション」(14:50~15:40)

 〇 テーマ:「広告景観と魅力あるまちづくり」 ~ スライドによるまち歩きから考える ~
 〇 コーディネーター:西畑 敏秀 氏
 〇 パネリスト:丸山 徳義 氏(国土交通省 近畿地方整備局 建政部 都市調整官)
         宮﨑 和彦 氏(福井県商工会議所連合会 常勤理事)
         水上 聡子 氏(アルマス・バイオコスモス研究所 代表)
         木下 信一 氏(福井県屋外広告美術協同組合 専務理事)
         小川 俊昭 氏(福井県土木部都市計画課長)
   〇 概 要
  ・福井市内の観光ルートや幹線道路沿い、福井駅周辺の現状についてスライドをご覧いただいてから、それぞれの場所に
   おける広告景観のあり方と魅力あるまちづくりについて、パネリストが意見を交わしました。
 〇 主な意見
 【観光ルート(国道158号)の広告景観について】 
  ・普段道路を利用する県民からすると、色々な情報を伝えたくて多くの野立看板が設置されても、あまり見ることはない。
   また、高速道路を利用して福井に来る観光客が初めてこの広告景観を見た場合を考えると、景観が良い観光ルートと感じる
   観光客は少ないと思うので、観光面からするとマイナスなのではないか。
  ・福井にとって美しい田園景観は財産の1つであり、県民が誇れるように保全していくべきである。
   野立看板を設置するときは、美しい田園景観のなかに設置する必要があるのか十分に考えて欲しい。
  ・県内の屋外広告業界としても野立看板が道路沿いの農地や交差点周辺に乱立することは好ましくないと思っている。
   店舗等の敷地に設置する自家用広告物は必要だと思うが、福井らしい景観を考えた場合には田園景観の保全は重要
   だと思う。
 【福井駅周辺の広告景観について】 
  ・全国と比べて福井駅周辺は屋外広告物は少ないと感じるが、骨組みだけを残していたり老朽化した広告物が見受けられ、
   景観への影響とともにしっかり管理されているかが気になる。
  ・全国では屋上広告などが落下して通行人が負傷した事故も起きており、広告物の経年劣化や不十分な管理、施工業者の
   知識不足が主な原因である。
  ・安全性の観点からは、交差点付近に野立看板が集中する傾向があり、その結果として、信号機が見えにくくなったり
   見通しが悪くなるなど交通安全上の課題もある。
  ・福井駅周辺は福井への玄関口となる場所なので、老朽化した広告物の対策とともに魅力ある景観づくりも重要だと思う。
   屋外広告物の色彩やデザインなど地域に適したフォームを研究して、魅力ある広告景観を目指すことも考えるべき。
  ・屋外広告物は県の条例で設置する際の一定のルールが決まっているが、まちなかや郊外など地域の特性に合ったメリハリ
   があるルールにしていく必要もあると思う。
 【福井市郊外(国道8号沿い大和田地区)の広告景観について】 
  ・様々な屋外広告物が設置されているものの、自動車のドライバーには沿道の広告物があまり視野に入らないという研究も
   あるため、沿道における屋外広告物のあり方も検討すべきだと思う。
  ・最近では郊外の大型店舗が屋外広告物を景観に配慮したシンプルなデザインに変更した事例もあり、このような活動が
   広がると沿道の広告景観も魅力的になると思う。
  ・福井県屋外広告物条例のルールは石川県や富山県など他県に比べて緩やかであることも事実である。
  ・ルール作りも大切だが、広告業者や行政、広告主や県民など多くの方が景観まちづくりに参画すべきであり、景観や屋外
   広告物について関心を持つには、子どものころからの景観教育も考えていくべきである。

パネルディスカッション 国道158号
国道158号の現状 国道158号イメージ
福井駅周辺の紹介 福井駅周辺
福井駅周辺の現状 福井駅周辺の現状
大和田地区の紹介 大和田地区の現状
改修事例(改修前) 改修事例(改修後)

第3部「ワークショップ」(15:40~16:55)

 〇 概 要
  ・参加者がAからDの4グループに分かれて、観光ルートや福井駅周辺、福井市郊外の広告景観について意見交換を
   行いました。
 〇 各グループからの主な意見
 【観光ルート(国道158号)の広告景観について】 
  ・美しい田園景観は福井の特徴であり、福井らしい景観をPRしていくために野立看板は少ない方が良い。
  ・野立看板は目的地への案内になるなど必要な場合もある。
  ・野立看板を設置するとしても高さや大きさは最小限に抑えた方が良い。また、色彩やデザインも周辺の景観と
   調和するように設置した方が良い。
 【福井駅周辺の広告景観について】 
  ・屋外広告物は安全であることが最重要なので、老朽化している広告物や骨組みだけを残しているものは対策を
   しっかり検討していくべきである。
  ・屋外広告業者がメンテナンスの必要性を感じても、実際に決断するのは広告主になるため、広告主に対しても
   安全性に関する普及啓発をすることが大事だと思う。
  ・メンテナンスをしたくても経済的な理由で実施できない事業者もいるので、屋外広告物を景観に配慮して改修
   することなどを条件として、行政が補助金などで支援することも考えて欲しい。
  ・安全性の観点からは、交差点付近に野立看板が集中する傾向についても対策を考えるべき。
  ・玄関口としての魅力を高めるためには規制の強化を検討するとともに、色彩など屋外広告物のデザインの向上も
   必要だと思う。
 【福井市郊外(国道8号沿い大和田地区)の広告景観について】 
  ・にぎわっているイメージがある一方で、それぞれの店舗が様々な屋外広告物を設置しているので、雑然とした
   イメージもある。
  ・大きな屋外広告物を設置してできるだけ宣伝効果を上げたいと考え、各々の店舗が広告物を設置した結果、
   それぞれの店舗の広告物があまり目立っていないように思う。
  ・景観に配慮する広告主の意識が重要であり、屋外広告物を改善した「紳士服はるやま」の取組みは非常に
   意味があることだと思う。
  ・大和田地区がより魅力的な街になっていくためには、屋外広告物の色彩やデザインの向上が必要だと思う。

ワークショップの様子 ワークショップの様子

 

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