外来生物問題について

最終更新日 2015年10月28日ページID 004921

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○ 外来生物とは、人間の活動によって本来生息していなかった地域に持ち込まれた生物のことを指します。
    現在、日本の野外に生息する外来生物は2000種類いるといわれており、例えば、セイタカアワダチソウやアメリカザリガニ、など、すでに私たちの身近なところでも多く見つけることができます。

○ 外来生物の中でも、人間が手を加えなくても分布を広げ、地域の生物多様性を脅かし、人間生活にも被害を及ぼすものを、特に侵略的外来生物といいます。侵略的外来生物は、その分布拡大を阻止し、地域からの排除が重要です。

お知らせ

 

外来生物法について

○ 外来生物法とは、外来生物による、自然の生態系や人の生命、身体、農林水産業にもたらされる被害を防止することを目的とした法律です。侵略的外来生物による被害をこれ以上拡げないために、国により平成17年6月1日に施行され、外来生物の本格的な規制を始めました。
○ この法律では、大きな被害を及ぼす外来種の指定、外来種の取り扱いの規制、防除に関する事項等を規定しています。また、外来生物による被害を防止するために、外来生物被害予防3原則を掲げています。

■ 外来生物被害予防3原則 ■
 1.   悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に 「入れない」
 2.  飼っている外来生物を野外に 「捨てない」
 3.  野外にすでにいる外来生物は他の地域に 「拡げない」 

※ 法律の詳しい中身については環境省の「外来生物法ホームページ」をごらんください。)

県内の侵略的外来生物と特定外来生物の状況

特定外来生物

○ 外来生物法では、侵略的外来生物のうち、特に被害が甚大な生物を「特定外来生物」として指定し、飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つこと などを原則として禁止しています。
  

◇トピック◇

 ◇県内で確認された外来生物◇
特定外来生物一覧(平成29年1月現在)

【甲殻類】          【鳥類】         【鳥類】
        uchidazarigani
 (※写真提供:保科英人氏)
       sousityo
 (写真提供:三原 学氏)
ガビチョウ
(写真提供:環境省)
 ウチダザリガニ ソウシチョウ ガビチョウ
■駆除方法■
・たも網、かご罠等で捕獲
・拡散しないようにする
 

 【哺乳類】
      【昆虫類】
        
(※写真提供:関西野生生物研究所)        
        
(※写真提供:(財)自然環境研究センター)
セアカゴケグモ
    (写真提供:環境省)
アライグマ
ヌートリア
セアカゴケグモ
■駆除方法■              
 ・ 防除実施計画を策定して捕獲を推進
 ・ 飼育個体は、最後まで飼う
 ・ 分布調査報告書 概要版 (Word)はこちら
 ■駆除方法■               
 ・ 防除実施計画を策定して捕獲を推進
 
 
 

■駆除方法■

・市販の殺虫剤を噴霧
・靴で踏みつぶす

 

 

 

 

【魚類】 【両生類】


(※写真はオオクチバス)
                         
ブラックバス
(オオクチバス・コクチバス) 
ブルーギル ウシガエル
駆除方法  
 ・ 釣りや網で捕獲する
 ・ 逃げ出さないようにして池を干す
 ・ 人口産卵床を置いて産卵後に
  採取する
■駆除方法■
 ・ 釣り、網で捕獲する
 ・ 逃げ出さないようにして池を干す
 
 
 
■駆除方法■  
 ・ カゴワナで捕獲
 ・ 卵を取り除く
 
 
 

【植物】 
※ 種ができる前に取り除きましょう!
             
 オオフサモ アレチウリ オオキンケイギク

駆除方法
  ・ 根から再生するため、
     根から掘り取って陸に上げる。
  ・ 開花期 : 6月頃

駆除方法
  ・ 年に2回以上抜き取る

 

 

 

駆除方法
  ・ 種ができる前に刈り取る、掘り取る
   ・ 開花期:5~7月

              
オオハンゴウソウ オオカワヂシャ ボタンウキクサ
駆除方法
 ・ 地下茎から再生するため、
    根ごと掘り取る
  ・ 開花期:7~10月

駆除方法
  ・ 根から再生するため、
    残さずに取り去る
  ・ 開花期:4~9月

駆除方法
  ・ あみで寄せ集め、残さず陸にあげる
  ・ 開花期:5~10月

<No Image>
アゾラ・クリスタータ

 ・夏季に栄養繁殖を行う

                                                                                   

要注意外来生物

○ 特定外来生物以外にも、外来生物法で要注意外来生物が選定されています。法律による規制はありませんが、特定外来生物のような日本の在来の生物への悪影響がみられる生き物です。県内で見つかっている主な要注意外来生物は以下のとおりです。

【動物】
   アカミミガメ   カワドジョウ    タイリクバナタナゴ
(ミシシッピ)アカミミガメ カラドジョウ タイリクバラタナゴ

 

【植物】
コカナダモ オオカナダモ ホテイアオイ キショウブ
コカナダモ オオカナダモ ホテイアオイ キショウブ
ハルジオン アメリカセンダングサ メマツヨイグサ ブタナ
ハルジオン アメリカセンダングサ メマツヨイグサ ブタナ

             

アメリカザリガニ ■ 
 アメリカザリガニはペットとして飼われたり、学校教材に使われたりと私たちにとって非常に身近な存在ですが、先人たちが育んできた、水草が茂り、ゲンゴロウやトンボが舞う日本の原風景ともいえる里地の水辺生態系を破壊する恐ろしい生物です。アメリカザリガニによる生態系被害をこれ以上拡大させないためにも、次のことに注意してください。
 
  ★現在飼っているアメリカザリガニを野外に捨てないでください。最後まで責任を持って飼いましょう。
  ★捕まえたアメリカザリガニを他の河川やため池に移動させないでください。分布が拡大し、新たな生態系被害が発生してしまいます。

 
     ザリガニ  
      ザリガニ侵入前 矢印 ザリガニ侵入後
絶滅危惧1.類の水草を食べる
アメリカザリガニ
    アメリカザリガニ進入前の小川          アメリカザリガニ侵入後の小川
              (1992年)                       (2008年)
                          ※水草が食べられてなくなってしまいました。

       

■ セイタカアワダチソウ ■
 セイタカアワダチソウは、明治時代に北アメリカから観賞植物として移入され、 第二次世界大戦後に全国各地に拡大しました。背が高く一面に繁茂することから嫌われていますが、もとは「キレイだから」と持ち込まれたものです。生育環境の幅は広く、乾燥地から湿地、日当たりの良否を問わず生えます。希少な植物が生える湿地にも入り込み、在来の植物をおしのけて拡大します。

 <セイタカアワダチソウを減らす方法>  
                               
  ★ 根から取り除く場合 
      ※地下茎は地下30~50㎝の深い所にあります。

   ・ まだ草丈が低いうちに除去する (作業が楽!)
   ・ 先の鋭いクワで掘り起す                                                        
   ・ バックホウなどの重機で掘り起す   
                                               
  ★ 草刈りで低密度に抑制する場合

   ・ 6~7月と10月の年2回の草刈りをする 


  セイタカアワダチソウ分布調査・駆除作業 (Word)                                                                   
  セイタカアワダチソウチラシ (PDF)
セイタカアワダチソウ   













 初夏に群生する様子   
セイタカアワダチソウ開花期 













        開花期

 

  ■ タイワンシジミ 
 近年「タイワンシジミ」という二枚貝が、県内の水田や市街地の水路でみられるようになりました。タイワンシジミは、中国や台湾原産で、食用に輸入されたものが日本に定着したと考えられています。在来種のマシジミに比べて繁殖力が強いため、マシジミの生息場所にタイワンシジミが入り込んだ場合、マシジミは消えてしまいます。
 タイワンシジミは淡色型と濃色型に大別できます。とくに濃色型はマシジミによく似ています。タイワンシジミは殻色の変異が大きく、形態での区別が難しい場合もあります。
【タイワンシジミ】 【マシジミ】
タイワンシジミ                    マシジミ

 

食べられるものは食べよう!

○  全ての外来種が食べられるわけではありませんが、食用として利用するのも一つの方法です。

  「自然再生ふくい行動プロジェクト」 との連携ガイドブック表紙

○ 県民運動「自然再生ふくい行動プロジェクト」の自然再生項目の中にも、外来生物の除去が含まれています。



< 自然再生ふくい行動プロジェクトが提案する 外来植物を植栽する場合の考え方 >セイヨウカラシナ


  ★ 侵略的な外来植物は植えない
     ・ 特定外来生物 ← 違法行為
    ・ 要注意外来生物  
    (※指定されている種については、ガイドブックや環境省のHPを参照)
 ★ 外来植物を地域全体に広げない、植えない     
  ★ 周辺に広がらないように管理、できない場合は除去
 ★ 産地のわからない在来種は植えない                               河川生態系に分布を広げる  
      例)中国産のヨモギ、園芸品種のフジバカマ、キキョウなど                               セイヨウカラシナオオキンケイギク
          ⇒地域固有の在来種の遺伝子が消滅                            
  ★ ゾーニング                                                                              自然(在来)植生ゾーンと外来植物ゾーンに分離
    例)幹線道路沿い⇒あざやかな花が咲きよく目立つ外来植物
         生態多様性が残っている山際や水路沿い⇒在来植物⇒自然観察ゾーン
     
                                                             道路わきに繁殖した
                                                        オオキンケイギク(特定外来生物)                                                                                                            

看板ロゴ

自然再生ふくい行動プロジェクトでは、様々な外来種から福井の生態系を守る活動を柱の一つにとらえています。
 このプロジェクトに参加登録していただくと、外来生物の取り扱いをはじめ、さまざまな自然再生手法が載っているガイドブックが入手できます。また、「自然再生支援隊」がみなさまのご活動をサポートさせていただきます。                                                                                                                                                                                                                                
 是非このプロジェクトに参加登録して、一緒に外来種の撲滅を目指しましょう!!  
     
                             
 

 

福井県アライグマ防除実施計画

○ 本県では、アライグマによる生態系被害、農業被害、生活環境被害、文化財被害が甚大であるため、その抜本的対策としてアライグマを野外から完全に排除することを目的とした「福井県アライグマ防除実施計画」を策定しています。この計画では、県、市町、関係団体、住民等の役割を確認し、それぞれが連携して効果的な防除を推進することとしています。

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お問い合わせ先

自然環境課

電話番号:0776-20-0305ファックス:0776-20-0635メール:shizen@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
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