白ネギ
白ネギは栽培方法が比較的容易で、収穫適期も長いので作業が調節でき、 初めてでも取り組みやすい品目です。
若狭管内では、平成20年から新たに特産化され、園芸の振興品目として期待されています。

(1)栽培のポイント
有機質主体の肥料の追肥と土寄せを定期的に行う。
土壌pH5.7~7.4が最適。酸性で生育悪くなる。
(2)育苗
①播種(チェーンポット育苗、4月植え用)
・ 中苗用の水稲育苗箱にチェーンポットをセットし、専用培土を詰める。
・ 土が湿るようにたっぷりかん水する。(1箱3ℓ程度)
・ 1穴当り2~3粒ずつ播種する(コーティング種子)。
・ 水稲の発芽器を23℃にセットし、2~3日入れる。芽が見え始めたら出す。(出し遅れると徒長するので注意する)
②育苗(育苗期間50~60日)
・ ハウス等で育苗する。2~3月は温床が必要。
・ 2月播種は、育苗床にトンネル被覆して保温対策を徹底する。
③育苗温度(ハウス内温度)
・ 育苗適温は15~20℃で、25℃以上の高温にならないように注意する。
・ 出芽後10日目までは夜間15℃以上になるよう保温する。
・ 出芽後30日頃から温床をやめ、夜間10℃以上になるように保温する。
④かん水
・ かん水し過ぎは苗を徒長させるので、やや乾燥気味にする。
・ 生育が均一になるようにかん水する。(外側に多めにかん水する)
・ かん水は晴天時の午前中に行う、低温期は水温に注意する。
⑤葉刈り
・葉が長くなり倒伏したら、葉を2/3~1/2まで短く切る。
(3)圃場準備
・圃場は額縁排水溝を設置して排水を良くしておく。
・モミガラ堆肥は前年または定植1ヶ月前までに施用する。
・ 定植10日前に基肥を施用し、土が細かくなるように耕耘する。
・ 畝幅は100~160㎝とし、耕土が深い場合は狭く、浅い場合は広くする。
・ 定植用に幅35㎝の溝を掘る。溝は厚さ5㎝以上柔らかい土を残す。
(4)定植
・ 平均気温が12℃以上になったら(4月中旬頃)植えることが出来る。
・ 苗は葉数2枚、草丈15~20㎝が良い。葉が長い場合は短く切り揃える。
・ 定植前日に苗箱にたっぷりかん水し、土が崩れないようにする。
・ 定植はチェーンポット用簡易移植器で定植する。
・ 35㎝の高さに印をした横を苗の横に立て、土寄せ作業の目安棒にする。
・ 定植後に倒れた苗や覆土不足の部分を手直しする。
(5)栽培管理
①苗活着後(定植10日後)
・ 植え溝の外側を、ネギに土が寄らないように、3~4㎝程度埋め戻す。
・ 土壌処理用の除草剤を畝の全面に散布し、初期雑草を抑制する。
②追肥、土入れ(植え溝が埋まるまでに1~2回)
・ 定植後40日頃、苗の太さ(葉鞘径)が8~10㎜になったら土入れを行う。
・ 肥料をネギから離れた部分に施し、土と混ぜながらネギを3~4㎝埋める。
・ 一度に多く土を寄せすぎると生育不良となるので注意する。
・ 追肥、土寄せは、ネギの生育をみながら20~30日ごとに行う。
・ 梅雨時期までに植え溝が埋まるように、計画的に土寄せを行なう。
③雑草管理
・ 6~8月は雑草の生育速度が早いので、定期的に中耕除草するか、畝間処理除草剤を使用する。
④追肥、土寄せ(収穫まで2~4回)
・ 苗の太さ(葉鞘径)が14㎜以上になったら、5~7㎝程度土寄せを行う。
・ ネギの生育に合わせて、葉が4~5枚土から出るように土寄せする。
・ 土壌水分が適湿な時に土寄せする。また、高温時は土寄せしない。
⑤最終土寄せ(止め土)
・ 苗の太さ(葉鞘径)が25㎜以上になったら、最終土寄せを行う。
・ 目安棒を基準に、ネギの白い部分が30㎝以上になるように土寄せする。
・ 最終土寄せから20日後に収穫を開始する。(11月以降は30日後)
(6)収穫・調製
・ 試し掘りをし、ネギの白い部分が30㎝以上になってから収穫する。
・ 収穫は土壌が乾いている日の午後に行い、圃場で乾かして土を落としてからコンテナや炭袋に入れ、日陰で直立させて乾かしておく。
・ ネギに付着した土が十分乾いてから、皮むき作業にとりかかる。
・ 根は茎基盤を残して短く切り揃え、全長57㎝になるよう葉を切り揃える。
・ 葉が3~3.5枚残るようにネギの皮をむき、表面の汚れをふき取る。
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