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最終更新日:2010年01月12日

ミディトマト

天候に左右されず農作業が行える施設園芸として、若狭管内ではミディトマトが推進されました。
出荷協議会の全生産者がエコファーマーに認定されるなど環境調和型農業にも積極的に取り組んでいます。

ミディトマト

(1)生態と作型
①日照不足に敏感に反応し、開花数が減少したり、落花したりしやすい。
②土壌水分の増加には敏感に反応しやすいので、かん水量に注意する必要がある。

(2)品種
越のルビー:福井県で育成された中玉種。糖度高く食味良好。果皮が薄く、過湿で裂果しやすい。
華小町:糖度高く収量多い。タバコモザイクウイルスの抵抗性を持つ。

(3)圃場準備
①排水対策
 ・ミディトマトは、水はけの良いところで栽培するのが望ましい。
 ・ハウス周縁に排水溝を整備し、降雨時の地下水位上昇、ハウス内への雨水侵入を防ぐ。
 ・排水溝はできるだけ深くし、ビニールで被覆する。
 ・雨水を速やかに排出するため、暗渠パイプを1畝1本地下60~80㎝の深さに埋設する。
 ・畝をできるだけ高くする。
 ・ハウスサイドや入り口から雨水が流れ込まないようにハウスの内側に波板を入れる。
 ・地下水位観測パイプを設置し、常に地下水位を確認し、排水対策を講じる。
②土壌病害対策
 ・根腐萎凋病、青枯病などの土壌病害を回避するため、連作する場合は接木苗を使用する。
 ・接木苗を使っても前年に土壌病害が発生した圃場は、作付け前に土壌消毒を行う。
③施肥
 ・作付け前に土壌分析を行い、その結果に基づいて施肥量を加減する。
 ・pH5.5~6.5になるように石灰質施用により調整する。
 ・初期生育が旺盛になりすぎないように、土壌ECを参考に施肥量を加減する。
④耕起・畝立て
 ・定植10日前に基肥を施し、土壌が適湿な状態でなるべく深く耕うんする。
 ・畝は土壌水分を制限しやすくするため、高さ30cm程度に高くする。
 ・灌水チューブは均一に散水できるものを選び、1畝に2本設置する。
 ・根の発育適温(22℃)を保つため、半促成では地温を上げる透明マルチ、抑制では地温を下げる白黒ダブルマルチか稲わらを用いる。
 ・半促成作では、畝立て~マルチ張りを定植1週間前には行い、地温を十分に確保する。

(4)定植
①畝幅2.0~2.5m、株間40㎝の1条植え(栽植密度は1,000~1,250株/10a)、1株2本整枝。
②土壌水分が少ない場合は定植2~3日前までに灌水する。
③半促成作では温暖な日の気温の高いうちに定植し、直ちにトンネル被覆して保温する。
④抑制作では気温が下がってくる午後3時以降に定植する。
⑤植え付け時は鉢周りに少量の灌水を行い、周りの土となじむようにする。

(5)栽培管理
①水管理
 ・活着までは萎れないようこまめに灌水する。活着後は控えて、根群の発達を促す。
②温度管理
 ・ハウス内が22~28℃になるように管理し、夜間は12℃以下にならないよう注意する。
 ・遮光は原則として行わないが、猛暑の時のみ日中ハウス上部を一時的に遮光する。
 ・遮光時期は梅雨明け~8月中旬頃までとし、遮光時間は11:00~15:00頃とする。
 ・パイプハウスで常時遮光となる場合、西側のみまたは屋根頂上4m幅に被覆する。
③整枝誘引
 ・本葉5枚目より下位節に着いた果房は、初期生育に負担となるので除去する。
 ・主枝と果房下の強い側枝を伸ばし2本仕立てとする。その他の腋芽は除去する。
 ・草丈が高くなった場合にホルモン処理が行い易いよう、ななめ誘引すると良い。
④ホルモン処理
 ・涼しい時間に、トマトトーンを花の正面から花弁が濡れる程度に霧吹きでかける。
 ・周囲の葉や新芽にかかると薬害が発生(縮葉、変形果)するので花の後ろに手を添える。
⑤摘心
 ・半促成は収穫終了予定の約60日、抑制は約70日前に、開花果房の上2葉を残して摘心する。
⑥尻腐果の防止
 ・着果数増加、高温により、中~上段果房に尻腐果が発生するので、各果房開花時にカルプラス500倍を葉面散布する。高温時は畝に敷きわら等をして地温上昇を抑える。
⑦裂果、ひび果の防止
 ・一度に多量の灌水を控えるとともに、秋雨前にはハウス周りの排水対策を徹底する。
 ・秋に低温や降雨でハウスを閉める時は、密閉せずに通風を確保し裂果を防ぐ。

(6)収穫
・ホルモン処理をしてから高温期は40日、低温期は60日程度で収穫適期を迎える。
・果実全体が鮮紅色に着色したものを収穫する。
・収穫は早朝の果実温度が低い時に行う。
 

 

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