そば
そばは、大麦跡に栽培できる土地利用型の周年作物として定着しています。
タンパク質に富み、ビタミンB1、ルチン、コリン等が含まれた栄養分の多い食材です。
(1) 秋そばの特性
① 生育期間は75日~80日と短く、8月20日播きで収穫は11月上旬が目安となる。
② 種子は吸水力が強く、乾燥下でもよく出芽する。
③ 湿害にはきわめて弱く、圃場の排水状態が出芽やその後の生育、収量に大きく影響する。
④ 結実には、ミツバチやアブなどの昆虫による花粉媒介が必要である。
(2)栽培のポイント
① 圃場準備
・ 圃場が乾いているときに、トレンチャなどで圃場周囲に排水溝をつくる。
・ 播種までは極力耕うんしない。
・ 大麦跡などの排水良好な圃場がよい。
② 施肥
・ 窒素成分で1kg/10aを目安に、播種直前に施用する。
③ 耕うん
・ ロータリなどで耕うんし、トラクターの車速はゆっくりにして、土を細かくする。
・ 条播の場合、播種直前(天気が良く、圃場が乾いた状態で)に一度耕起すると播種作業効率が高まる。
④ 播種
・ 播種時期は、8月10日~25日が適期
・ 早播きは、生育が増大するが、収量の増加には結びつかない。逆に倒伏の危険が高まる。
・ 遅播きは、花房数が確保しにくくなり、減収につながる。
・ 播種量は、散播で7kg/10a、条播で5kg/10aを目安とする。
・ 薄播きで太い茎とし、分枝を増やすことが増収につながる。
⑤ 湿害対策
・ 降雨のあと、水がたまっているところがないように排水溝の整備をする。
⑥ 病害虫防除
・ ハスモンヨトウの早期発見に努め、発生が見られたら直ちに防除する。
⑦ 収穫
・ 手刈の場合…子実の7割程度が黒色になったら刈取り、はさ干し又は島立てして乾燥する。
・ コンバイン収穫の場合…8割程度が黒色になったら収穫の目安。
・ 刈り遅れは、霜害や脱粒の増大、風味の低下を招くため、ある程度早めに収穫作業に入る。
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