平成22年管内ニュース

最終更新日 2010年2月9日ページID 010576

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12月 「緑提灯と赤提灯」・農林水産物の地産地消研修会

 嶺南振興局二州農林部では農林水産物の地産地消を推進するため、12月1日(水)13:30~16:40、敦賀市粟野公民館において、生産者、加工業者、飲食業者、消費者等80名を対象に農林水産物の地産地消研修会を開催しました。
 まず、初めに講演会では、(独)中央農業研究センターの元所長 丸山清明氏より地元食材の利用に関する各地の取組みについての紹介とその特徴について説明を受け、地産地消の意義を新たにしました。
 次に二州管内における飲食店等への食材供給拡大と新たな加工品開発の推進を図るため、試食会を行いました。管内の農林漁家や加工業者が取り組んでいる加工品として「福井梅のドーナツ」や「久々子湖のシジミを使ったコロッケ」、「米粉パン」など約30品目について、研修会参加者が試食をしました。さらに獣害対策の一環として、イノシシ肉を使ったシシ鍋や、串カツ、角煮についても試食し、良好な反応を得ました。
 このような活動の結果、参加した飲食店等経営者らは「自分の店でも使ってみたい」などと地産地消に積極的な反応でありました。
地産地消研修会

 


11月 農業士会との連携による担い手農業者育成支援

 二州地区の農業農村の活性化のためには、若手農業者、女性、担い手農業者等のより一層の活躍が必要です。そこで、嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では、二州地区農業士会との共催で、平成22年11月15日「二州地区農業担い手視察研修会」、12月3日「青年農業者視察研修会及び農業士会との交流会」を開催しました。
 11月15日「二州地区農業担い手視察研修会」では、(有)共同ファーム(滋賀県甲賀市水口町)と池田牧場が経営する農家レストラン 田舎の親戚「香想庵」(滋賀県東近江市和南)を視察し、担い手農家等39名が参加しました。12月3日「青年農業者視察研修会及び農業士会との交流会」では、管内の40歳未満の青年農業者、新規就農(志向)者5名が増田貞雄氏(二州地区農業士会長 敦賀市山)と(有)藤本農園(二州地区農業士会員、代表取締役 藤本武士氏 若狭町南前川)を視察し、効率的な農業経営手法について学習しました。
 その後、美浜町内のレストランで「二州地区農業士会と青年農業者の交流会」を行い、農業士8名と青年農業者等5名ら、計17名が参加して情報交換をしながら交流を深めました。このような活動の結果、青年農業者等5名が相互のネットワークづくりを行うため、二州地区青年農業者クラブの立上げを企画する動きに繋がっています。
担い手農業者育成支援

 


10月 オール兼業集落における集落営農法人化の推進

 農産物価格の低迷や農家の高齢化など農業経営を取り巻く状況が厳しい中、嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では、農業経営の効率化・大規模化・複合経営化を図るため、集落営農や法人化を推進しています。
 敦賀市では農業の担い手が偏在しており、担い手農家のいない集落での農業振興が課題となっています。今回、敦賀市東浦地区五幡集落でのオール兼業集落営農法人化に向けた普及指導活動の取組を紹介します。
 五幡集落はオール兼業の中、農地の荒廃が進み始めたため、集落の農地を継続して守り、後継者育成を図る必要がありました。そこで、二州農林部技術経営支援課が平成14年から継続して指導をしており、平成16年に五幡地区農業生産組合を立ち上げ、平成22年4月には法人化準備委員会を設立しました。本年10月28日、五幡ふれあい会館(集落センター)において、福井県農業会議を通じ司法書士を招き、定款や事業目論見書の内容等に関する検討会を実施しました。このような普及指導活動の結果、平成23年2月を目標に集落営農法人(農事組合法人)を設立する計画になりました。
 集落営農法人化の推進

 


9月 飼料稲を刈らずに牛に食べさせる「立毛(りつもう)放牧」で放牧期間が延長

 嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では、獣害による農作物被害防止と農村の景観保全等を目的に、H18年度より美浜町新庄地区で若狭牛放牧を支援しています。若狭牛放牧の主な問題点は梅雨明け後~9月下旬まで雨が少なく野草等の生育が悪いため、牛の旺盛な摂食量に野草の生育が追い付かず、放牧できる期間が短くなっていることです。この対策として、草量確保と放牧期間延長を目的に牧草種子を播種していましたが、①排水不良圃場では牧草の生育が不良となること、②冬季の緑草はシカ等の餌場になること 等の問題が残りました。
 このような問題点を解決するため、水田を活用して立毛状態の稲を牛に食べさせる「立毛放牧」に取り組みました。新庄地区の休耕田19aで飼料稲専用品種「夢あおば」を6月に移植し、9月上旬、出穂期に放牧しています。牛はより栄養価の高い「穂」の部分を好んで食べ進み、食べ残した稲株は踏みつけてしまい、踏みつけた株は食べませんので、大半の稲株が無駄になってしまうことが問題となりましたが、他県の事例を参考に高さ80cmの電牧線を1本張ることで踏みつける稲もなくなり、地際まで採食するようになりました。このような技術の導入で電牧線を毎日移動することで計画的で効率の良い放牧が可能となり、新庄地区では10a当たり2頭の牛を40~50日飼養でき、10月中旬まで立毛放牧する予定です。
立毛放牧

 

 


8月 マッチングが契機に ‐‐‐ 地元の食材をふんだんに使った「婚礼料理の新メニュー」誕生 ‐‐‐

 嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では地産地消の推進を図るため、「マッチング商談会」を開催していますが、このたび、その商談会に参加していた事業所による「地元食材をふんだんに使った食事会」が敦賀市内の結婚式場で開催されました。
 今回の食事会は秋からの新メニューとなる婚礼料理のお披露目と食材提供者の意見を聞くためのもので、料理には「若狭牛のローストビーフサラダ 三方梅と醤油のドレッシング」や「若狭ふぐの昆布じめ」、「牧場で作ったチーズケーキ」など地元食材が30品目近くも取り入れられていました。
 食材提供者である “二州とれたて市”の会員は「梅を使った新たな味に驚いた、コース料理に使ってもらって励みになる」「使ってもらってたいへん光栄です」と、とても感激した様子でした。
 また、食事会の後半には意見交換も行われ、店長や料理長を前に持ち寄ったこだわりの農林水産物の売り込みも生産者自らが行いました。
 地元食材の提供とその特徴を生かした料理の開発等の良好な関係が今後も継続されることを期待しています。
食事会 

 

 


7月 集落営農の先進地視察研修 

 嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では、農業経営の効率化・大規模化・複合経営化を図るため、集落営農や法人化を推進しています。敦賀市では農業の担い手が偏在し、担い手農家のいない集落での農業振興が課題です。粟野地区金山集落では兼業農家と認定農業者(2戸)が連携し、集落営農による集落の農地保全と後継者育成について検討しています。
 そこで、嶺南振興局二州農林部技術経営支援課は、平成22年7月18日(日)、永平寺町藤巻集落でオール兼業農家による集落営農に取り組む「農事組合法人 上志比グリーンファーム」への先進地視察研修を支援しました。参加者は23名でうち8名は女性で、金山集落農家組合員らは、集落における合意形成手法や後継者育成について、集落営農組織化への理解を深めていました。
集落営農先進地視察

 

 


6月 休耕田での若狭牛の放牧 

 若狭牛の放牧は遊休農地の解消、農村の景観保全、獣害による農作物への被害防止に有効で地域振興の一助となることから、嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では自主的に放牧に取り組む組織を支援しています。牛を放牧するのに必要なものとしてエサとなる野草、水、休息時に日射を防ぐ日陰、周辺農地に出ないための電気柵、そして牛があります。今回、新たに放牧に取り組んでいる美浜町菅浜農家組合の様子を紹介します。
 菅浜地区は敦賀半島西部の半農半漁の集落で、近年サル、イノシシによる農作物への被害が多く発生しています。今年2月に農家組合長よりイノシシ対策として、ススキが生い茂り絶好の隠れ場になっている5枚続きの休耕田37aに牛を放牧したいとの相談があり、牛を貸与する嶺南牧場と現地調査のうえ地元と放牧期間、現場準備等の検討を重ねました。6/27(日)、当課指導のもと農家組合の15名が参加して電気柵設置のためにススキの刈り払い、立木の伐採、また水路を利用した水飲み場の設置を5時間掛けて行い準備を整えました。翌日は地元の小学生14名と住民が参加して牛を迎えました。子どもたちは牛に草をあげ、からだをなでて牛とふれあいロープを引いて放牧してくれました。今後、農家組合は牛、電気柵、水の確認を毎日行い稲刈りの終わる9月末まで放牧を行う予定です。
放牧

 


5月 二州とれたて市の開催

 嶺南振興局二州農林部技術経営支援課では農産物の生産・加工販売に取組む農業者を育成・支援するため、新商品開発、販売方法の習得の研修会を行っており、その一環として毎月第3月曜日に敦賀市内の量販店内で“二州とれたて市”を開催し、農業者が直接、消費者と接し対面販売する場を設けています。市では、米、野菜、梅干、チーズケーキ、へしこ等、二州のこだわりの農林水産物が所せましと並んでおり、出品者は商品をPRするPOPを掲示し、生産、加工方法のこだわりや食べ方等について、お客さんに直接、説明して販売しています。
 今までは二州農林部が中心となって、市開催の準備や運営を支援してきましたが、自主的な運営ができるよう、生産者に働きかけた結果、参加者12名全員で“二州とれたて市の会”を発足することができました。二州地区農林漁業者の所得向上と食や農林漁業の大切さを伝えるため、市開催(毎月)と消費者交流会(年2回)等イベントを行っています。今月は6月21日(月)に市を開催し、22日(火)に若狭町の会員の梅園で、消費者交流会と福井梅収穫体験を実施する予定です。
二州とれたて市

 


4月 水稲直播栽培の推進

  嶺南振興局二州農林部(技術経営支援課)では、稲作の省力化、低コスト化を図るとともに米の品質向上を図るため直播栽培の推進を行っています。特に管内では県平均より米の1等比率が約20%低く米の品質向上が大きな課題となっており、コシヒカリ・イクヒカリ等中生品種のさつき半ばの適期田植えと併せて、JA等関係機関と連携し推進を行っています。直播の取組みに対する補助制度の廃止・縮小の影響等により近年栽培面積が減少傾向にありますが、二州地区では1月28日の米づくり研修大会や2~3月の冬季座談会等で推進を行った結果、栽培面積は80haから93haに拡大しています。
 4月上旬から中旬にかけては各地区毎に栽培農家を対象に栽培講習会を開催し、普及指導員が講師となり圃場準備~播種作業や除草対策のポイント等を中心に説明を行いました。4月26日以降、播種量や施肥量の確認と播種作業の適正化に向けた現地指導を行っており、来年から本格的に実施される水稲のエコファーマー化に向けて、品種毎にエコファーマー対応肥料の実証も行っている所です。
  直播推進1

直播推進2

 

 


3月 レベルアップ相談会

 嶺南振興局二州農林部(技術経営支援課)では、重点指導農家の経営改善を図るため、農業ビジネスセミナーを開催しており、その一環として、3月9日(火)、二州農林部技術経営支援課研修室において、「青色申告相談と経営分析」と題して、経営相談会を行いました。
 敦賀市内の税理士をアドバイザーとして招き、希望した12名を対象に、資料「決算書の見方・活かし方」をもとに、貸借対照表および損益計算書の見方、経営分析(比率分析)について説明を受けました。
 次に、法律上、普及指導員では回答できない税務等に関連した経営改善事項について、税理士から具体的なアドバイスを受けました。参加者からは、法人設立に伴い、減価償却資産と負債を同時に引き継いだ場合の税務処理等、他人に知られたくないような問題であっても個別対応のため、安心して相談できる等、非常に好評でした。
 レベルアップ相談会

  


2月 集落営農型法人組織経営高度化研修会

 嶺南振興局二州農林部(技術経営支援課)では、農業経営の効率化・大規模化・複合経営化を図るため、農業ビジネスセミナーを開催し集落営農や法人化の推進を行うとともに法人組織の経営の高度化に向けて支援を行っています。特に平成17年から19年の3ヵ年では管内に1組織しかなかった集落営農型法人組織が平成17年以降、新たに美浜町、若狭町三方地区で3つの法人が設立され、4法人は地域のモデル組織として更なる発展が期待されています。
 4つの集落営農型法人組織を対象に平成22年2月19日(金)、美浜町保健福祉センターはあとぴあで、講師に株式会社北陸経営総合研究所代表取締役小松晴夫氏を招いて「アグリビジネスにおける付加価値経営について」をテーマに研修会を開催しました。また、研修会後に小松晴夫氏を助言者として4法人による情報交換を行いました。参加した4法人の組合員らは農業生産の方向付けとして高付加価値化と多角化をめざすことと4法人の連携の重要性について理解を深めていました。
 法人高度化1法人高度化2法人高度化3


1月 うまい米 きれいな米 売れる米をつくるには…

 嶺南振興局二州農林部(技術経営支援課)は、1月28日(木)、敦賀市のプラザ萬象において、管内の稲作農家やJA関係者を対象に「二州地区米づくり研修大会」を開催しました。
 例年、米の品質向上を目的とした研修会は行っていますが、今回は来年度から本格実施される「さつき半ばの適期田植え」や「土づくり」等に焦点をあて、より多くの方にご理解戴き、福井米の品質向上を図っていくため、兼業農家にも参加を呼び掛けました。
 研修内容は、二州農林部からは「さつき半ばの適期田植え」推進について、JA秋田しんせい米穀課 佐藤課長から、地道な土づくりが米の品質・食味向上や大粒化を実現した取組、「食糧ジャーナル」伊藤編集長からは、全国の産地動向から見た、米産地の生残り戦略について講演して戴き、最後に県農業試験場 土田主任より新品種「あきさかり」の栽培方法についての研修を行いました。また、昼食には地元女性グループ「菜妻クラブ」の手づくり弁当に「あきさかり」を使用し、「あきさかり」をより多くの生産者にPRしました。
 今回の研修大会では、管内稲作農家等140名が参加されました。参加者へのアンケート結果では、「大変参考になった」、「基本的な栽培管理の重要性を再認識させられた」など、米作りについて考える良いきっかけとなったようでした。米を取り巻く情勢は厳しいですが、稲作農家のさらなる生産意欲向上と米の品質・食味向上が期待されます。
米づくり研修会

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