普及指導活動方針について

最終更新日 2017年8月14日ページID 008640

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1 奥越地域の農業振興ビジョン

  (1)現状と地域の特徴

 奥越地域では、九頭竜川にそそぎこむ源流からの清流と、昼夜の気温較差のある盆地特有の気候条件を活かして、良食味で高品質な主食用米や酒米の生産をはじめ、煮くずれしない粘りの強い食感の里芋、色鮮やかなキク、北陸随一の産地となったネギなど、本県を代表するブランド農産物が生産されている。水稲種子については日本最大規模の生産地で、効率的な生産体制のもと、良質の種籾を全国に供給している。畜産については、本県最大の酪農地帯である。
 近年、里芋などの地元農産物を原料として、商工業者と連携した魅力ある商品の開発や、レストラン等での食事の提供等を推進している。

 一方、担い手への農地集積が進み、中山間地や山地地では担い手が不足し、地域農業の維持が課題となっている。里芋をはじめとした特産物でも高齢化により生産者が減少し、産地の維持が課題となっている。

 近年、近年の弾頭傾向により少雪年が続いていることから、イノシシを中心とした鳥獣被害の対策に多くの労力を要するばかりでなく、農業生産の意欲低下に影響を及ぼしている。

 

 (2)将来の方向

・より効率的な作業を実施するため、面的な農地集約を可能とする地域組織の育成やルールづくりを推進する。中山間地では農地を守る担い手と地域や企業とのコミュニティづくりを推進する。

・ホタルや赤トンボなどの生き物に優しく、良食味で生産性の高い米づくりを展開し、消費者に選ばれる産地を育成する。

・「いちほまれ」をはじめ、種子籾の安定生産と品質向上を図る。

・サトイモは生産量を増大するとともに、全国ブランドにふさわしい品質を確保する。また、魅力ある加工商品の開発を農商工連携により推進し、全国に情報発信する。

・ネギ、キクでは生産性を高め、県内トップの生産を誇る産地情報を消費者に発信する。

・地元産の飼料用米等を利用した、安全・安心なおいしい牛乳を生産する。

・関係機関一体となり、地域と連携し有害鳥獣の防除をすすめる。

 

2 平成29年度推進事項

 元気な奥越地域の農業・農村を着実に推進するため、「ふくいの農業基本計画」の達成に向けて、現場での課題解決を第一に考えたプロジェクト型普及活動を展開する。

 

(1)競争力のある農産物づくり戦略

○水田最適活用プロジェクト

 消費者に選ばれるおいしい米づくりを推進するため、秋起こし等による土作りの実施、出穂期以降の水管理の徹底や食味向上のための施肥指導を継続し、生産者への情報提供に努める。

 また、米価の低迷に対応し所得の向上を図るため、農地の集積・集約や園芸を積極的に取り入れた複合経営を進め、効率的で収益性の高い水田農業への転換を目指す。

 さらに、環境にやさしい特徴ある米づくりを推進するため、農薬や化学肥料を半減した生産者が取り組みやすい特別栽培米レベルの技術を構築する。

 奥越の特産である種子籾では、生産安定と品質の向上を図るため、生産指導を強力に進める。

 

・「いちほまれブランド化戦略」に基づく生産対策
・「特A」獲得を目指した良食味米づくり技術の構築
・減農薬・減化学肥料栽培による高付加価値のこだわり米づくり
・種子籾の品質向上と技術継承の円滑化

 

○適農適地の園芸・畜産産地形成プロジェクト

 サトイモおよびネギ、キク等特色ある奥越地区の特産物のブランド化を一層進めるため、GAPの定着などの取組みを消費者へ積極的に情報発信する。

 サトイモは、機械化と麦跡サトイモ栽培を継続して集落園芸組織に推進し、作業受委託や荷受体制を構築により産地規模の拡大を図る。また、さらなるブランド強化に向けて、地域と連携した販売促進活動の展開による産地活性化を目指す。

 ネギは、越冬ネギの本格栽培による長期出荷と排水対策等による高品質、高生産を推進するとともに、コスト削減を図る。また、収量・品質ともに優れた成績が出ている新品種導入に向けた栽培指針を作成する。

 キクは、次世代を見据えた生産出荷体制の構築を推進するとともに、付加価値の高いキク栽培や、コストを考慮した出荷箱や規格の設定等を検討する。

 県を代表する酪農地帯として、繁殖管理指導、衛生管理指導を強化するとともに、耕畜連携による飼料用米の利用拡大を図る。

 

・サトイモ産地の活性化
・高品質のネギ生産、新品種導入に向けた技術指導
・キク産地の活性化
・安定的で低コストな生乳生産

 

(2)儲かる農業経営者の確保・育成戦略

○水田農業の経営体育成プロジェクト

 地域の水田農業を支える安定した生産体制を構築するため、認定農業者や集落営農組織など多様な担い手による地域農業の継続および経営の安定化や改善に向けて支援する。また、次代を担う若い農業者を育成・確保するため、就農計画の作成や青年農業者の組織活動を支援するとともに、個別担い手に対して重点的に指導・支援に取り組む。

 

・プロ農業者の育成
・地域の担い手の連携による広域営農組織の育成
・次世代を担う新規就農者の定着促進
・集落営農組織等の経営改善と円滑な経営継承

  

(3)「福井の食」販売拡大戦略

○首都圏等での販売拡大プロジェクト

○地元での販売・消費拡大プロジェクト

 地域の6次産業化を推進するため、農商工が連携して新たな商品開発・販売を進める。

 また、産地からの「食」に関する情報発信や消費者ニーズ等に対応した商品の企画・販売力の強化に向けて支援する。地産地消ビジネスを拡大するため、直売所機能の強化や学校給食等へ供給できる信頼ある農産物の生産拡大を推進する。

 

・JAや直売所、商工等との協働による6次産業化の推進

  

(4)特色のある農業の活性化戦略

○特色を活かした営農プロジェクト

 中山間地域における担い手の減少、耕作放棄地等の増加および有害鳥獣による被害の防止に対処するため、次世代の担い手や企業等によるコミュニティづくりを推進し、地域と関係機関が連携して地域の活性化を推進する。

  

・新たなコミュニティづくりの推進
・地域資源を活用した「里山里海湖ビジネス」の推進
・中山間農業ルネッサンス事業に基づく地域振興
・地域と関係機関の連携による鳥獣害対策パトロールの徹底

  

 

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