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本日は、この福井地区で新たに社会人になられた皆さんの門出を祝う「新社会人式」であります。誠におめでとうございます。皆さんはもとより、ご家族の方も大変喜んでおられることと思います。
今年はこの4月からガソリンなどの税金の問題が発生し、慌しい新年度を迎えていますが、皆さんには、どうか落ち着いて社会人としての第一歩を踏み出していただきたい。
せっかくの機会ですので、皆さんに2点申し上げたいと思います。
1点目は、皆さんもご存知かもしれませんが、福井県は、健康長寿県である、失業率が日本一低い県である、全国学力・学習状況調査で最上位の県である、子育てがすばらしい県であるなど、あらゆる面で高い評価を受けている県であるということです。このような素晴らしいところで地元の企業は頑張っています。皆さんには、まずもって福井県の良さを認識し、今回就職された企業で活躍していただきたいと思います。
これからあるいは結婚され、家庭を持ち、子育てをされることになるかと思います。福井県のように環境に恵まれた県は他にはないと思います。私も政治や行政の場で、力を合わせて全力で取り組みますので、様々な意見をください。
2点目は、今日の地元の新聞にも掲載されていましたが、この福井市の出身で、漢字研究の第一人者であった白川静先生の話です。新聞には、これから小学校や中学校の国語の時間に白川文字学を教えていくという記事が掲載されていました。白川先生は、小学校を卒業するとすぐに大阪に奉公に出ます。そして、その間、独学で中学校の先生の資格を取られ、さらには立命館大学の名誉教授にまでなられるなど、漢字の学問を一筋に勉強してこられました。一方で、平成16年に94歳で文化勲章を受章されました。字書『字統』『字訓』『字通』の3部作は、70歳を越えられてからつくられたものです。96歳でお亡くなりになるまで現役で頑張られた先生です。
白川先生は、わが故郷を出て大阪で就職をされたとき、母から「あなたは福井の環境の中で育った粘り強い性格を持っているのだから、きっと大阪に出ても頑張れる。そして、地道に努力するということが、福井生まれのあなたの性格の中にはあるのだから、必ずひとかどの人物になれる。」と励ましを受け、今申し上げた業績を挙げられました。
皆さんの中にも必ずそのようなエネルギーがきっとあるはずですので、是非このようなことを意識していただき、当初はちょっと違う仕事でないかと思っても、あまり気にせず、少し長い目で見て頑張ってほしいと思います。
以上、2点申し上げました。
皆様方のこれからのご活躍を心からお祈りしまして、お祝いの言葉にします。
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