近代化産業遺産

最終更新日 2009年4月4日ページID 004856

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本文へ旧福井精練加工株式会社社屋(セーレン本館)

セーレン

施設名

旧福井精練加工株式会社社屋(セーレン本館)

所在地

福井市毛矢1丁目10-1

概要

 セーレン株式会社は、明治22(1889)年の創業(黒川練工場を前身とする)で、明治・大正期の二度の統合により、大正12(1923)年に福井精練加工株式会社として創立され、昭和初期の世界大恐慌や戦災、大地震などの難関を乗り越えました。昭和30年代からのナイロン、ポリエステルの合繊織編物染色加工において、つねに技術革新の中心的役割を果たし、現在では、企画・製造・販売の一貫システムをもった「総合繊維メーカー」として成長しています。  

 セーレン本館は、昭和12(1937)年に竣工された鉄筋コンクリート造4階建ての建物で、建設当時は福井市にあったもっとも堅牢な鉄筋コンクリート造と言われました。戦災・震災と二度の大災害に耐え、戦前の繊維産業の姿を今に残す貴重な建物です。二階を正面入り口とする玄関や、そこから左右に伸び、やや勾配のある車寄せスロープが特徴的であり、皇族の行啓の折に休憩場所として使われた三階応接室は、モダンで落ち着いた印象を与える造りです。 

公開・非公開

非公開。また、民間企業の事務所であるため、敷地内への立入もご遠慮ください

アクセス

京福バス「福井駅前⑧番のりば」より「運動公園線(ベル前先回り)」で「福井商工会議所」下車、徒歩1分

 

 

旧鯖江地方織物検査所

旧鯖江地方織物検査所

施設名

旧鯖江地方織物検査所

所在地

鯖江市旭町1丁目6-6

概要

 この建物は、明治29(1896)年に設立された生糸検査所鯖江出張所を前身とした人絹織物検査所の事務所として昭和10(1935)年に建てられました。洋風木造2階建の建物で、内部には当時使われていたカウンターがそのまま残っています。

 福井県は日本有数の織物産地でしたが、旧今立郡の中心地であった鯖江町も例外ではなく、この付近は明治から昭和にかけ、多くの繊維産業関連の建物が軒を連ねていました。現在ではそのほとんどが姿を消してしまい、この建物は福井県の近代繊維産業の歴史を物語る数少ない遺構として貴重な存在となっています。

 平成12(2000)年に、文化庁の登録有形文化財の指定を受けました。

 現在は、さばえ現代美術センターとして使用され、市民にも広く親しまれています。

公開・非公開

公開

 時 間:10時30分~18時

 休館日:毎週水曜日

   ※企画展がない日は休館していますので、あらかじめ電話でご確認ください。

 問合せ:さばえ現代美術センター(TEL 0778-51-8639)

アクセス

JR鯖江駅から徒歩5分

はたや記念館「ゆめおーれ勝山」(勝山市旧機業場)

勝山市旧機業場(旧木下機業場)

施設名

はたや記念館「ゆめおーれ勝山」(勝山市旧機業場)

所在地

勝山市昭和町1丁目地係

概要

 明治37年(1904)に創業され、勝山市の中堅機業場として平成10年(1998)まで操業しました。玄関、事務所、第2工場棟の一部が明治37年の建設当時のまま保存され、大正4年に建設された第1工場棟なども当時のまま保存されています。また、建物内部には、実際にこの機業場の操業に使われていた糸繰り機や整経機(せいけいき)などの器具類も残されています。

 平成18年(2006)に、勝山市の指定文化財に指定され、現在、「市民と来訪者の交流・くつろぎの場」「観光の起点」「勝山の織物ミュージアム」を兼ね備えた施設として、平成21年度(予定)の一般公開に向けて整備をしています。

公開・非公開

平成21年度公開予定
(問合せ 勝山市商工観光課 0779-88-8105)

アクセス

JR福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線にて約53分

えちぜん鉄道勝山駅からコミュニティーバス「ぐるりん」恐竜博物館行きで約3分、図書館前下車すぐ

旧中尾発電所第1号発電機

旧中尾発電所第1号発電機

施設名

旧中尾発電所第1号発電機(出力400KW)

所在地

勝山市北谷町杉山

概要

 明治41年(1948)、京都電灯(株)は、福井県内2番目の発電所として、出力800KWの中尾発電所(水力)を開業しました。中尾発電所には2基発電機があり、第1号発電機はその内の1つで北陸電力(株)から寄贈されたものです。
勝山では、明治40年代以降、相次いで発電所が建設されたことにより、本格的に電気が普及し、力織機等を使った大規模な機業場が創業しました。また、大正の初めには、京福電気鉄道が敷設され、勝山で生産された糸や織物が福井へ運ばれるようになりました。旧中尾発電所第1号発電機は、こういった繊維織物の力織機化や電車運行の重要な動力源でした。

公開・非公開

一般者立ち入り禁止の収蔵庫のため非公開です。

(問合せ 勝山市教育委員会 0779-88-8113)

松文産業株式会社旧女子寮

松文産業株式会社旧女子寮

施設名

松文産業株式会社旧女子寮

所在地

勝山市旭町1丁目1-56

概要

 勝山の大きな機業場では、北海道・東北・九州地方から年々多くの集団就職者を受け入れ、昭和43~44年ごろには1千数百名が就業していました。

 その代表的な寄宿舎として、昭和8年(1933)に松文産業株式会社の女子寮が建てられました。

松文産業株式会社は、大正2年(1913)に石上機業場の経営を引き継いだ横浜市の松文商店が、松文機業場として再出発したことに始まります。高級縮緬(ちりめん)が主力商品でしたが、昭和期には人絹交織縮緬、人絹縮緬を生産して事業を拡大し、女子寮が建設された昭和8年には工場数は25棟を数えました。

 女子寮は、現在、同社の倉庫として使われています。

公開・非公開

原則非公開ですが、見学を希望される場合は、下記の事業者までお問合せください。

(問合せ 松文産業(株) 0779-88-1131)

アクセス

JR福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線にて約53分

えちぜん鉄道勝山駅からコミュニティーバス「ぐるりん」で約3分、サンプラザ前下車5分

株式会社東野東吉織物 工場

株式会社東野東吉織物 工場

施設名

株式会社東野東吉織物工場

所在地

勝山市元町2丁目9-21

概要

大正8年(1919)に東野東吉個人企業として創業した当時の建物の一部が現在も残っています。

昭和15年製モーターを使い、現在でもベルト駆動で織機を動かしており(写真)、勝山市内で唯一伝統的な製法で羽二重を織り続けている機業場です。

公開・非公開

原則非公開ですが、見学を希望される場合は、下記の事業者までお問合せください。

((株)東野東吉織物 0779-88-0317)

アクセス

JR福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線にて約53分

えちぜん鉄道勝山駅からコミュニティーバス「ぐるりん」で約3分、サンプラザ前下車徒歩10分

ケイテー資料館の建物と所蔵物

ケイテー資料館の建物と所蔵物

施設名

ケイテー資料館

所在地

勝山市元町1丁目9-11

概要

 昭和元年に建設された建物で、当時は絹織物を保管する倉庫として使用されており、また絹織物の湿度を一定に保つため、地下に水を溜めていました。

 ケイテー株式会社は、明治43年(1910)に勝山機業兄弟(けいてい)商会として操業を始め、輸出向け羽二重などで業績を伸ばしました。

 大正に入り、主力製品が絹から人絹に移り変わると、この建物は使われなくなりましたが、昭和55年(1980)、ケイテー株式会社の創業70年のとき、「ケイテー資料館」として設置され、千数百点に及ぶ資料が集結しています。今回、その所蔵物のうち、5点についても近代化産業遺産に認定されました。

公開・非公開

原則非公開ですが、見学を希望される場合は、下記の事業者までお問合せください。

(問合せ ケイテー(株) 0779-88-1151)

アクセス

JR福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線にて約53分

えちぜん鉄道勝山駅からコミュニティーバス「ぐるりん」で約3分、サンプラザ前下車すぐ

 

ケイテー資料館の所蔵物

~いざり機、バッタン機、絹紋倫子織物、絹人絹交織織物”KKクレープ”、人絹生機織物見本帳~

 

いざり機(勝山市指定文化財)

 

綜絖(そうこう)を足で操作するため、中筒から織手の布巻具に向かって経糸(たていと)を傾斜させ、低い腰かけを用いていざって織る形をとったものです。

当機は、明治初期に作られたものですが、この織機そのものは我が国では5世紀初めに大陸から伝えられており、明治末期まで千年以上農家などで大した改良もされず使用されていました。

 いざり機(勝山市指定文化財)

 

バッタン機(勝山市指定文化財)

 

両手を投杼(とうひ)のために使いながら、交互に空いた手で筬(おさ)打ちする手機(てばた)です。紐を引いて杼(ひ)の運動をおこすかわりに、他の原動力により杼の左右運動をさせる力織機に転化する前提となった重要な意義をもつ機械です。

勝山市では明治20年代から力織機化される大正末期まで広く使用されていました。

バッタン機(勝山市指定文化財)

 

絹紋倫子織物(きぬもんりんずおりもの)

  (勝山市指定文化財)

 

昭和初期、主に国内向けに金、銀、漆の色糸を混ぜた高級奢侈(しゃし)織物が一部生産されましたが、昭和15年に奢侈品製造禁令によって途絶えました。

全国的にも金銀糸入り紬は極めて珍しく、北陸産地には皆無の状態です。この織物は、昭和7年の製作のもので、生糸による織物に、金糸、銀糸、各種色糸による紋機(もんばた)使いの織物です。

絹紋倫子織物(きぬもんりんずおりもの)

 

絹人絹交織織物”KKクレープ”

  (勝山市指定文化財)

 

昭和初期にかけて、撚糸技術の向上に伴い絹人絹交織が芽生え、従来の絹縮緬(ちりめん)の風合いに一番近く、値段も安く、最も取引の多い製品に成長しました。

「KKクレープ」のKKは、ケイテー㈱と河合商店(福井市の取引問屋)の頭文字をとったもので、意匠登録されています。

絹人絹交織織物”KKクレープ”

 

人絹生機(きばた)織物見本帳

  (勝山市指定文化財)

 

昭和2年ごろから人絹糸の国産化が本格化し、従来の絹織物生産の多くは人絹織物生産へと転向しました。昭和12年以降、人絹織物は絹織物を凌駕し内外市場を賑わしました。

この織物見本帳には、人絹糸の太番手(ふとばんて)、細番手や艶糸(つやいと)、撚糸使いに工夫を凝らしたフラットクレープ、朱子(しゅし)、紋、ドビーやその他平織などさまざまな見本品が収録されています。

人絹生機(きばた)織物見本帳

 

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福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
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