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最終更新日:2011年11月17日
感染症情報(福井健康福祉センター)
咽頭結膜熱・感染性胃腸炎・インフルエンザ・水痘・流行性耳下腺炎
咽頭結膜熱(プール熱)について
- 咽頭結膜熱とは
急性ウイルス性感染症のひとつで、プールでの感染も多くみられることからプール熱とも呼ばれます。
例年5月下旬から患者報告数が増加し始め、7月から8月をピークに幼児~学童を中心に流行すると言われていますが、近年は冬場の流行も見られ今年は12月まで県内の流行が続いています。
飛沫感染、接触感染によって人から人へ感染します。
※ 飛沫感染とは、咳やくしゃみをしたときのしぶきを吸入することによることによる感染です。
※ 接触感染とは、ウイルスに汚染された手や器具等を介し広がる感染です。
- どんな症状ですか
38℃~39℃の発熱、咽頭炎(のどの痛み)、眼症状(目の炎症、結膜炎)が主症状です。乳幼児では、嘔吐や下痢を伴うこともあります。
再感染は、軽症か不顕性感染です。
- 病原体は
アデノウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルスなどいろいろなウイルスや細菌が原因となり、鼻炎や咽頭炎を起こします。 潜伏期間はおおよそ5~7日間です。
- どうやって予防したらいいですか
感染者との密接な接触を避けること(タオルは別に使うなど)、うがいや手洗いを励行することが有効です。
また、名前のとおり、プールの水を介して感染することがありますので、保育所・学校での水泳では、十分気をつける必要があります。 水泳前後の手洗い、うがい、シャワーの使用、洗眼などをきちんとしてください。 目やにが出ていたり、かぜ気味のときは無理をせず休んでください。
感染した場合には、回復後も約1か月は便にウイルスが排出されるため、その間のプールの利用には注意が必要です。
- 学校保健法における取り扱いは
学校保健法では、第二種伝染病に位置づけられており、原則として、熱やのどの痛み、結膜炎などの主症状が消えた後2日を経過するまで出席停止となります。
学校医に相談 してください
感染性胃腸炎について
- 感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎という診断名は、多種多様の原因によるものを含む症候群です。
主にウイルスによる感染性胃腸炎をひとまとめにしたものであり、病原体分離により原因を明らかにしない限り原因はわかりません。
以前は、乳幼児のロタウイルスによるものを調査する目的で発生動向調査を行っていますが、近年はSRSV(小型球形ウイルス)によるものなどいろいろな原因の病気が含まれていると推測されます。
臨床上の診断名ではなく、症状から一括されて調査対象になっている症候群名です。
主に、接触感染によって感染します。
※ 接触感染とは、ウイルスに汚染された手や器具等を介し広がる感染です。
- どんな症状ですか
最初は発熱が先行し、嘔吐、下痢など腹部症状が遅れて出現することもあります。
主に、発熱、下痢、悪心、嘔吐、腹痛などがみられます。
原因病原体によって、症状はさま ざまのようです。
- 推定される病原体は
主にウイルスによるものでロタウイルス、腸管アデノウイルス、SRSV、ノロウイルスなどが考えられます。
- 種々の病原体に対する特異的な予防法はむずかしいですが、食中毒の一般的な予防方法を励行 すると良いでしょう。
食品の生食はしないようにしましょう。
用便後または、調理前に はよく手を洗いましょう。
ウイルス性のものに対しては、流行期の手洗い、うがい、患者と の濃厚接触に注意しましょう。
2枚貝は(カキ、ハマグリ、トリガイ)はよく加熱して食べるようにしましょう。
- 学校保健法における取り扱いは
学校において、予防すべき伝染病の中には明確に規定されていません。
インフルエンザについて
- インフルエンザとは
インフルエンザウイルスを病原体とする気道感染症です。その感染力の強さは、個体や社会に対する影響力の重大性から「一般の風邪症候群」とは、分けて考えられています。
基本的に感染力の強い流行性疾患で、一旦流行が始まると短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の感染者がでます。インフルエンザが流行した年は、冬季の高齢者の死亡率も高くなる傾向にあるという風に、普通の風邪とは異なる危険性を持っています。
高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性的な病気を持つ人は、十分に注意する必要があります。
近年、小児がかかると、まれに急性脳症を起こすことも指摘されています。
主に空気感染、飛沫感染によって感染します。
※ 空気感染とは、ウイルスを含む飛沫が気化した小粒子となって、空気の流れとともに広範囲に飛散し、空気とともに吸い込むことによる感染です。
※ 飛沫感染とは、咳やくしゃみをしたときのしぶきを吸入することによる感染です。
- どんな症状ですか
1~3日ほどの潜伏期間の後、全身の倦怠感、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が突然現れ、あわせて普通の風邪と同様にのどの痛み、鼻汁などの症状がこれに続き見られるのが特徴です。
約1週間の経過で軽快するのが典型的ですが、まれに気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発することもあります。
- 推定される病原体は
インフルエンザは、ウイルスの違いからA型、B型、C型に大きく分類されます。
現在、ヒトの世界で広く流行しているのは、A/ソ連型ウイルス(H1N1亜型)、A/香港型ウイルス(H3N2亜型)、B型ウイルスの3種類です。
症状や治療、予防法には大きな違いはありません。インフルエンザの発症を妨げるかどうかは、それぞれの人の身体の防御のための抗体を持っているかどうかが鍵です。
歴史的に、A型が大きな流行を起こしてきていますが、B型、C型もヒトに感染し流行しますが大きな流行は、これまでは起こさないとされています。
- どのように予防しますか
インフルエンザにかからないようにするには、身体に防御のための抗体をつけることが予防の基本です。その方法は、流行の前にワクチンの接種を受けることです。インフルエンザにかかっても、重症化防止のために有効と報告されています。
- インフルエンザにかかった人のくしゃみ、咳、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入しないように、患者に接するときはマスクをしましょう。
- 疲れている時は、人ごみや繁華街への外出は控えましょう。
- 空気が乾燥すると、のどの防御機能が低下するので、室内は加湿器などで適度の湿度を保ちましょう。
- 十分に栄養をとり、日頃から休養をとり体力や免疫力を高め、バランスの良い生活に心がけましょう。
- インフルエンザにかかって、咳などの症状のある人は周りの人にうつさないように、マスクの着用が必要です。
- インフルエンザは、ほとんどの消毒薬に弱いので目に見える痰やつばは、消毒用アルコールや逆性せっけんのような、通常の消毒薬で良いでしょう。
部屋は通常の清掃だけで十分と考えられています。
- 学校保健法における取り扱いは
インフルエンザは学校保健法では、伝染病第2種に定められています。
「解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としております。
「ただし、病状により学校医その他の医師において伝染のおそれなしと認めたときには、この限りではない」となっており、医師の裁量が認められています。
学校医に相談してください。
水痘(水ぼうそう)について
- 水痘とは
軽度の発熱と軽い全身症状に発疹を伴って、突然発病する急性熱性のウイルス病です。 空気感染、飛沫感染、接触感染によって人から人へ感染します。
※ 空気感染とは、水分が蒸発し病原菌の核(飛沫核)が空気中にただよったものを吸って感染します。
※ 飛沫感染とは、咳やくしゃみをしたときのしぶきを吸入することによることによる感染です。
※ 接触感染とは、ウイルスに汚染された手や器具等を介し広がる感染です。
- どんな症状ですか
発疹が出始めて数時間は小さい赤い発疹(斑点状紅丘疹)、その後3~4日間は水泡性で最後は痂皮(かさぶた)を残して、まもなく痂皮(かさぶた)は落ちて治癒します。
発疹は身体の隠れている部分に多く出る傾向にあります。 発疹は紅斑点状(小斑点)、紅丘疹状(大斑点)、水泡、痂皮(かさぶた)が混在するのが特徴です。
- 病原体は
水痘ウイルスというウイルスが原因となっていろいろな症状をおこします。
- どのように予防しますか
予防のためには、水痘ワクチン(任意接種で有料)があります。
- 学校保健法における取り扱いは
学校保健法第二種疾患に位置づけられています。
すべての発疹が痂皮(かさぶた)を形成するまで、登校、登園は禁止されます。
学校医に相談してください。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)について
- 流行性耳下腺炎とは
一般に「おたふくかぜ」と呼ばれるもので、ムンプスウイルスによって起こる病気です。 飛沫、接触感染でうつり、幼児、児童に多くみられます。
※ 飛沫感染とは、咳やくしゃみをしたときのしぶきを吸入することによることによる感染です。
※ 接触感染とは、ウイルスに汚染された手や器具等を介し広がる感染です。
- どんな症状ですか
流行性耳下腺炎の潜伏期は2~3週間です。急に始まる耳の下(耳下腺)の腫れや痛みを特徴 とします。 腫れ方は片方の場合もあれば両方の場合もあります。 また、会話や食事のために 口を大きくあけた時、あるいは酸味のあるものを食べた時に痛みが増すのも特徴です。
38℃前後の発熱もみられますが、症状は3~10日程度でなくなります。
- 病原体は
ムンプスウイルスというウイルスの感染によって、起こる病気です。
- 流行性耳下腺炎の合併症について
合併症として、無菌性髄膜炎のほか、成人の初感染は脳炎、睾丸炎、膵臓炎、難聴などを起こすことがあります。
- どのように予防しますか
予防のためのワクチンがあります。 1歳以上で、流行性耳下腺炎にかかったことのない人は 任意で接種(受けたい人が有料で受ける)を受けることができます。
希望される場合は、かかりつけの医師に相談してください。
耳の下の腫れが完全になくなるまでは、周囲に感染させる可能性がありますので、人ごみへの 外出は避けましょう。
- 学校保健法における取り扱いは
学校保健法では、第二種伝染病に位置づけられています。 原則として、耳下腺の腫脹(腫れ)が消失するまで出席停止となります。
学校医に相談してください。
このページのお問い合わせ先:福井健康福祉センター
住所:福井市西木田2丁目8-8
電話番号:0776-36-1116 FAX番号:0776-34-7215 e-mail:f-fukusi-c@pref.fukui.lg.jp






